ピエール・フリック / ピノ・グリ・マセラシオン・サン・シュルフィト・アジュテ 2022

B1022

5,500円(税込6,050円)

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[造手] Pierre Frick / ピエール・フリック
[銘柄] Pinot Gris Macération sans sulfite ajouté / ピノ・グリ・マセラシオン・サン・シュルフィト・アジュテ
[国] France / フランス
[地域] Alsace / アルザス
[品種] Pinot Gris / ピノ・グリ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント>
日当たりの特に良い、2つの区画のブドウを使用している。口当たりはドライだが、酸化的な甘みのニュアンスが あり、良く熟した果実を使っているので、品種固有のアロマも濃く、複雑。

<栽培>
標高270m(北向き)、標高 230m(東向き)。土壌は、石灰質粘土、石灰石。植樹は1980年と1999年。ビオディナミ。

<醸造>
ステンレスタンクで1週間マセレー ション、大樽で7ヶ月間熟成

<ストーリー> 
アルザス地方のコルマールの南ファッフェンハイム村にあり、1970年にビオロジック、1981年からビオディナミを始め、アルザスにおける有機農法の先駆者。自然の表現とブドウの純粋さをワインにとじこめることを信念とし、その味わいはピュアで純粋に品種の個性を楽しむことができます。
ステンレス・タンクで発酵後、アルザスの伝統的なフードルで熟成させ、亜硫酸の使用は微量です。リースリング、ゲヴュルツトラミネール、シルヴァネール、ピノ・ブラン、ピノ・ノワール、25のキュヴェが造られますが、すべてのワインが品種とテロワールの個性にあふれています。
1970年にビオロジック、1981年にビオディナミを開始した、アルザス有機農法の先駆者。当主ジャン・ピエールは、コルマールの南、ファッフェンハイム村にあるブドウ農家の12代目。長年の真摯なビオディナミ栽培により力強さを備えたブドウ樹には生命力が吹き込まれ、近年はボルドー液の使用も大幅に低減した。12haの自社畑の一部は、ブルゴーニュと同じジュラ紀ドッガー時代(バトニアン期、バジョシアン期を含む)の魚卵状石灰岩も豊富。醸造時は、白品種も全て全房でプレスし、100年以上使い続ける30hlのフードル(大樽)で熟成。1988年以来、補糖を一度も行っていない。複数ある亜硫酸無添加キュヴェには立体感ある舌ざわりがともない、触覚的なテクスチュアが現れる。信条は、「ブドウの樹は、天と地をつなぐ架け橋。ワインの本質とは審美的なものであり、それは芸術の一分野を占めている。ワインは自然への愛と、畏怖の念が刻印されるべきものである」。

<ジャン=ピエール&シャンタル・フリック談>
ワインはすべて、気候条件に恵まれない年で、ブドウを買う場合であっても、ビオディナミで栽培され、手作業で収穫されたブドウのみを原料としています。圧搾は空気圧式プレスで行い、補糖、補酸はせず、自然酵母で発酵させ、温度管理はしていません。通常1−2回は澱引きをし、マロラクティック発酵もまた自発的に、そして完全に行われます。 発酵が終わると、古いオークの大樽の中で細かい澱とともに平均6−9ヶ月間熟成されます。清澄剤は使用しませんが、瓶詰め前にセルロース繊維によるろ過を施します。またワインの“純度”を保つために、2002年からナチュラルコルクの使用をやめ、王冠で栓をすることにしました(クレマンはナチュラルコルク を使用)。これにより、同じキュヴェのすべてのボトルが時間とともに均等に熟成し、長期熟成が保証されるのです。私たちのワインにはどれも、テロワール、ヴィンテッジ、そして私たちによる畑への手入れによって生まれた独特なバランスがあります。 私たちは、ワインを“製造する”のではなく、真正の生きたワインを“育て”ています。

<アルザスについて>
ドイツとの国境、ライン河にそった丘陵地に南北約170kmに渡って広がる産地。西側に連なるヴォージュ山脈(最高峰1,424m)が偏西風をブロックするため、夏はフランスでも特に乾燥した地域となる。7月の平均気温もブルゴーニュよりわずか0.7℃低いだけにとどまり、中心都市コルマール周辺では、8月は30℃を越える日も多い。そのため「皮肉にも、ワイン造りの環境があまりにも理想的だったため、歴史の中で並級ワインや、信頼できるブレンドワインの産地と見なされてきた」とジャンシス・ロビンソンは記述する。また、フランスにおいては例外的に、産地名ではなく使用するブドウ品種がワイン名となるのも特徴。グラン・クリュは計51区画で、AOC法上それを名乗れるのはリースリング、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・グリ、ミュスカ・ダルザスの計4種の白品種のみ。しかし、ジェラール・シュレールなど志ある生産者は、グラン・クリュの畑にもピノ・ノワールを栽培し、目覚ましい成果をあげている。
(以上、輸入元情報に基づいて、エッセンティアにて編集)[]

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