ヴィニエティ・デル・ヴルトゥレ / アリアニコ・デル・ヴルトゥレ・ピポリ 2020

C1153

2,000円(税込2,200円)

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[造手] Vigneti del Vulture / ヴィニエティ・デル・ヴルトゥレ
[銘柄] Aglianico del Vulture Pipoli / アリアニコ・デル・ヴルトゥレ・ピポリ
[国] Italy / イタリア
[地域] Basilicata / バジリカータ州
[品種] Aglianico / アリアニコ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント>
スミレ色がかった、濃縮した赤色。サクランボやマラスカチェリーの強い香り、スパイスやバニラの香りもあります。しっかりとした骨格、バルサムの風味、熟したタンニン、長い余韻があります。濃厚で、パワフルですが、飲みやすさがあります。

<畑・栽培>
栽培面積は全部で170ha(契約畑)。標高500m以上。鉄分と石灰が混じるミネラル豊富な火山性土壌。この土壌のおかげで、肉厚でボリューム感がありながら、柔らかいスタイルのワインに仕上がる。ほとんどの葡萄畑が斜面にあるため雨水が流され、水分の過剰な供給を防ぐことができる。平均樹齢60年(80年のものもある)。除草剤、肥料は使用せず、土を耕し、土にすき込んでいる。

<醸造>
畑で選別しながら収穫。柔らかく除梗、破砕。発酵前に醸しを、4-5度で5日間行い、水平式発酵タンクに入れ、22-24度で発酵。酵母は天然酵母。フレッシュさを残し、飲みやすくするため、マセレーションは短くする。大樽に移し、マロラクティック発酵。60%をステンレスタンク、40%をバリック(新樽でない)で10ヶ月熟成し、さらに3ヶ月瓶で寝かせる。ALC度数13.5%。

<ストーリー>
「この土地にしかない特別なテロワールを活かしたワイン造り
ヴィニエティ・デル・ヴルトゥレは、バジリカータ州アチェレンツァでファンティーニ・グループが経営するワイナリーです。この土地の農協が破産してしまったところを、ファンティーニ・グループが出資する形で2010年にスタートしました。現在は100%ファンティーニ・グループの資本となっています。アチェレンツァは標高800mほどの丘の上にあり、イタリアの最も美しい町の一つとして知られており、古代ローマの詩人ホラティウスが、「鷹の巣のようだ」と形容したと言われています。この地域は、南イタリアにありながら、標高が500m以上と高いため夜になると気温がとても低くなるという特徴があります。

ファンティーニ・グループの設立者ヴァレンティーノ・ショッティは、「日照量が多く、私たちが求めているスタイルのワインを造るのに最高のコンディションです。イタリアの中でも、また私たちの葡萄畑の中でも、最も素晴らしい葡萄がこのエリアから生産されます。まるで時が止まったかのような町で、ここでは60-70年前の生活が今も変わらず、すべてのことが自然のままに行われています」と話していました。

ワイナリー名は、この地域の有名な死火山ヴルトゥレ山にちなんでいます。ラベルに使われるロゴマークは、火山が噴火して溶岩が流れ出している様子をイメージしています。何世紀も前にヴルトゥレ山が噴火した際に、鉄分と石灰が混じるミネラル豊富な火山性土壌が形成されました。この土壌のおかげで、肉厚でボリューム感がありながら、柔らかいスタイルのワインに仕上がります。ほとんどの葡萄畑が斜面にあるため雨水が流され、水分の過剰な供給を防ぐことが出来ます。使用する葡萄の平均樹齢は60年。ファンティーニ・グループのワイナリーの中でも収穫期は最も遅く、すべて手摘みで行われます。グループのヘッドワインメーカーであるデニス・ヴェルディッキアは、「バジリカータは素晴らしいエリアで、アリアニコは非常にポテンシャルの高い葡萄です。ネッビオーロのような力強さがあり、非常に長く熟成出来ます」と話していました。

アチェレンツァの地下に広がる洞窟が自然の熟成庫
ヴィニエティ・デル・ヴルトゥレでは、ワインの貯蔵庫としてアチェレンツァの地下に存在する洞窟を利用しています。これらの洞窟は、もともとは村の住人が外敵から身を守るために造られたものでした。洞窟の中は非常に涼しく、季節を問わず16-18度程度の一定の気温に保たれており、ワインを熟成させるのに最適と言えます。熟成に用いる木樽はオーダーメイドで、フランスのメーカーを毎年訪問して、自分達で一番良い木材を選び、樽の焼き具合も決めています。また、樹齢の古い板の方がより豊かなテクスチャをもたらすので、出来るだけ樹齢の古い木の板を使うようにしています。

『ピアーノ・デル・チェッロ』の畑の守り神
ファンティーニ・グループでは、ほとんどの葡萄畑をオーガニックに近い栽培方法で管理していますが、認証マークにはコストがかかるため一部の銘柄でのみ取得しています。ヴァレンティーノは、「品質はイマイチだけどオーガニックだから良い、では意味がありません」と語ります。ファンティーニ・グループの社長ヴァレンティーノが最初にこの畑を訪れた時、蜘蛛の巣だらけだったため栽培農家に理由を尋ねたところ、自分の畑では農薬や殺虫剤を使っていないからだと言われたそうです。ヴァレンティーノは「蜘蛛は畑の守り神」だと言います。
「ここは標高が500m以上と高く、夜になると気温が非常に低くなります。葡萄に害を与えるような虫は死んでしまうため、殺虫剤を使う必要がありません。そのため、有機栽培を行うことが出来ます。蜘蛛は科学的な物質に敏感で、農薬や殺虫剤を使うと死んでしまうか、別の場所に逃げてしまうそうです。このように、数多くのクモの巣が畑にはられているということは、その畑が健全で自然であることを証明しています。まさに、蜘蛛は畑の守り神なのです。そのため、ピアーノ・デル・チェッロのラベルは蜘蛛をモチーフにデザインしています」。
(以上、輸入元情報より引用)[]

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