[造手] Meroi / メロイ
[銘柄] Nestri Bianco / ネストリ・ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] Chardonnay 30%, Friulano 30%, Malvasia 10%, Ribolla Gialla 10%, Riesling 10%, Pinot Grigio 10% / シャルドネ, フリウラーノ, マルヴァジア, リボッラ・ジャッラ, リースリング, ピノ・グリージョ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント>
白桃や洋ナシを思わせるふくよかな香り。精緻な酸に支えられた果実はジューシーでクリア。果実の甘さと爽やかさのバランスが素晴らしく、地元の言葉で『ブットリオの白』という意味のキュヴェ名通り、密度ある熟した果実にブットリオの特徴である大らかさがよく表現されている。

<栽培>
ポンカと呼ばれる泥灰土と石灰が混ざった土壌。この独特の土壌では、大地からの強いミネラル分がブドウに吸収され、独特の風味を持つ寿命の長いワインが生まれる。有機農法。ビオというアプローチを一過性のものとせず、さらに深く理解しそれぞれの区画のテロワールに最適な手法を取り入れるため、DRCなどでもコンサルタントを務めたフランス人地質学者イヴ・エロディに毎年地質調査を依頼し、改良を重ねている。収量は非常に低く、平均25hl/haにも満たない。

<醸造>
バレルで発酵、バリック12ヶ月熟成後ステンレスタンクで4ヶ月。

<ストーリー>
フリウリのワインシーンを牽引する生産者と名高いパオロ・メロイ。祖父のドメニコが、イタリア北東部ブットリオの地に設立した小さな醸造所を1980年代に父親から引き継いで以来、品質本位のワイン造りに情熱を注いでいる。ミアーニのエンツォ・ポントーニとは旧知の仲で、3代目継承当時から、エンツォにブドウ畑の立て直しとワイン造りについて助力を依頼。彼らの関わりは非常に深く、メロイがワイン愛好家の注目を集める現在もエンツォが醸造を手伝う他、共同でブドウ畑も購入しているが、厳格なミアーニのワインに対し、パオロが目指すのはフルーティで大らかなスタイルであり、エンツォもそれを尊重し、ワインに反映させている。

畑はブットリオの西側の丘のD.O.C.コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリに広がっており、ポンカと呼ばれる泥灰土と石灰が混ざった土壌となる。この独特の土壌では、大地からの強いミネラル分がブドウに吸収され、独特の風味を持つ寿命の長いワインが生まれる。ブドウ栽培には有機農法を採用。ビオというアプローチを一過性のものとせず、さらに深く理解しそれぞれの区画のテロワールに最適な手法を取り入れるため、DRCなどでもコンサルタントを務めたフランス人地質学者イヴ・エロディに毎年地質調査を依頼し、改良を重ねている。収量は非常に低く、平均25hl/haにも満たない。

手作業で収穫・選果されたブドウは、白ワインにおいてはフレンチオークのバリックで発酵・熟成、赤ワインにおいてはステンレスタンクでアルコール発酵後、白と同じくバリックでマロラクティック発酵と熟成が続けられる。メロイの持ち味である長熟のポテンシャル、そして甘美な果実味と凝縮感は、この過酷なまでの低収量と絶妙な樽使いから生まれるのである。またパオロは、ワインに対するのと同等の情熱を代々受け継がれたトラットリアにも注いでおり、手がけるワインのほとんどがここで飲まれてしまうため、一般には入手困難な生産者のひとりである。

クオリティを求めた妥協なきワイン造りが見事に実を結び、その躍進を陰で支え続けるエンツォも太鼓判を押す造り手となったメロイ。国内外の専門各誌の評価はもちろん高く、ヴェロネッリでは毎年のようにスーパー・トレステッレ評価を受けている。
(以上、輸入元情報より引用)[]
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