[造手] Clos des B / クロ・デ・ベ
[銘柄] Le Rose / ル・ロゼ
[国] France / フランス
[地域] Provence / プロヴァンス地方
[品種] Grenache 80%, Cinsault 20% / グルナッシュ, サンソー
[タイプ] ロゼ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<畑・栽培>
栽培面積は全部で3ha。ビオディナミ農法。ブドウ畑は傑出したミクロクリマに恵まれている。畑は海から2kmの場所に位置する丘の中腹にある段々畑で、サントロペワ湾の細い入り江に挟まれており、湾から吹く海風が畑に溜まる湿気を吹き飛ばしてくれるため、ベト病やうどんこ病などの病気は殆ど発生しない。また、南西向きの斜面であるため、ミストラル(北風)からも守られている。ブドウ畑は灌漑されておらず、地質は石英(クオーツ)が混じった砂質片岩。このため、ブドウ木は水を求めて地下深くまで根を伸ばしていき、クロ・デ・ベのアイデンティティと言える「ミネラルとフレッシュ感が備わったブドウ」を得ることができる。栽培品種はグルナッシュ、ムールヴェードル、サンソーで、平均樹齢はグルナッシュが20年、ムールヴェードルが30年、サンソーが50年と、殆どがヴィエイユ・ヴィーニュ。
畝の間にはカバークロップを生やして畑の周囲の生物多様性が広がるようにしており、春からは多様な植物が畝を覆っていき、馬で耕す際にこれを畑にすきこんで肥料にする。冬の土寄せと夏の中耕は、友人の2頭の馬の助けを借りて行っている。秋には、緑肥として、イネや野菜、穀物などを畑に撒いて栽培。
<醸造>
8/26, 8/27, 9/2, 9/8に手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して圧搾。2品種を一緒にステンレスタンクで野生酵母のみでアルコール発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マロ発酵も自発的に行い、収穫翌年の春に無清澄、無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加。2023年6月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。総生産量3,700本+マグナム200本。ALC度数13%。
<ストーリー>
世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。2020年に設立されたクロ・デ・ベです。プロヴァンスはブラット・ピットやジョージ・クルーニーなどのセレブや、モエヘネシー、コス、シャネルなどのオーナーがシャトーと広大な畑を購入するのが常で、小さな畑が売りに出されることはめったにありません。しかし、二人は数年間探し続け、2019年にサントロペ湾を見下ろす丘に3haの畑を見つけ2020年から長年の夢であったナチュラルワイン造りを始めたのです。自然に大きな敬意を払う二人は、設立当初からビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。
(以上、輸入元情報より引用)[]