[造手] Camillo Donati / カミッロ・ドナーティ
[銘柄] Rosso della Bandita / ロッソ・デッラ・バンディータ
[国] Italy / イタリア
[地域] Emilia Romagna / エミリア・ロマーニャ州
[品種] Barbera, Lambrusco / バルベーラ, ランブルスコ
[タイプ] 赤 / 微発砲 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<このワインについて>
「追放された(あるいは“亡命してきた”)ブドウで造られた赤ワイン」という名のロッソ・デッラ・バンディータ。バルベーラ、ランブルスコを主体に4つの葡萄品種を混醸したものになります。かつてエミリア地方では、ワインを造る際ブドウはすべて混ぜられ単一品種でボトリングされることはほとんどなかった。祖父母の頃のように造ってみたい、という想いもありこのキュヴェは混醸で造られています。
品種ごとの個性を大事にしたいと考えているカミッロは基本的には単一品種での醸造を行いますが、このワインに関しては「ブレンドで造られるワインに明確なアイデンティティはない。しかしそれぞれのブドウの熟度が年ごとに異なるので、同じである部分と異なる部分の差それぞれがヴィンテージごとの違いを特徴づける」と語っています。
<畑・栽培>
バルビアーノとフェリーノに点在する標高300m前後の自社畑12ha、および2017年から借りているヴィディアーナの標高250mほどの5haの畑。
<醸造>
全てのブドウに対してマセレーションを行い、一切の温度管理を行わず、フィルタリングも木綿の袋を使い重力以外の圧力をかけずに行う。ワインの残糖分とブドウに付いていた野生酵母を利用して瓶内二次醗酵を行う。
<ストーリー>
現当主カミッロの祖父オルランドが、パルマから南に20km、ランギラーノ郊外アーロラにグロッポーネ(あまりの急斜面であったため「背中」と名付けられた)と呼ばれる小さな畑を1930年に購入したことから始まったドナーティ家のブドウ園。父アントニオはパルマのイタリア商業銀行の経理センターで働きながらグロッポーネでの仕事を手伝っていましたが、1964年に祖父が亡くなってからは一人で畑仕事を引き継ぎました。アントニオの友人で畑を手伝っていたオヴィーディオ(1923年生まれ)が、多忙であった父の代わりとなって畑やワイナリーの仕事を青年カミッロに教え、良き友人としてアドバイスし続けたことで、謙虚さを持った職人としてのカミッロの礎が築かれました。
カミッロはオヴィーディオのことを「偉大な友人であり、師」と慕い、オヴィーディオの晩年まで良い関係は続きました。カミッロの代に入り、自家元詰めを開始、1992年に初めてのワインをリリースしました。現在はバルビアーノとフェリーノに点在する標高300m前後の自社畑12ヘクタールに加え、2017年から借りているヴィディアーナの標高250mほどの5ヘクタールの畑でブドウを栽培しています。妻フランチェスカ、妹クリスティーナ、義理の弟モレノ、従兄弟、義理の父、動ける人はみんな働く文字通りの家族全員攻撃でこの地方に残る伝統的な醸造やブドウを守るために尽力しています。
(以上、輸入元情報より引用)[]