デ・バルトリ / ヴェッキオ・サンペーリ・クラッシコ・ディエチアンニ 375ml 1984

B850

14,000円(税込15,400円)

[造手] De Bartoli / デ・バルトリ
[銘柄] Vecchio Samperi Classico 10anni / ヴェッキオ・サンペーリ・クラッシコ・ディエチアンニ
[国] Italy / イタリア
[地域] Sicilia / シチリア州
[品種] Grillo / グリッロ
[タイプ] 白(酸化熟成) / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<このワインについて>
1984年にボトリングされ、28年間ワイナリーの棚に飾ってあった平均熟成年数10年のヴェッキオ・サンペーリを2014年に輸入したもの。2023年の現在から考えると43-52年前のブドウ果汁が使われていることになる。

ヴェッキオ・サンペーリは、イギリス人が酒精強化という技法を持ち込む以前にマルサラで広く採用されてきた、酒精強化(アルコール&モスとの添加)を行わずにソレラ方式で長期間に渡る酸化的な熟成をさせた極辛口のワイン。この地域ではストラヴェッキオと呼ばれていたワインで、マルサラ中の農家や廃業したワイナリーを周り、優良なストラヴェッキオを買い集め、それらに自らが醸した若いワインを少量ずつ補てんするという、ある種の“修復”を施したワインで、1980年に初めてリリースした。ワイン名は、マルサラのサンペーリ地区にある、養分を豊富に含んだ畑に因んで名付けられた。

<畑・栽培>
マルサラに11.5ha、パンテッレリーアに6.5haの畑。有機栽培。

<醸造>
最初にベースとなる熟成年数5年の辛口ワインを仕込み、これをピラミッド型に組んである樽の上部から入れ、樽をワインで満たさない酸化的な状態でそのまま熟成させる。瓶詰めするときには最も下の樽から抜き、その分を一つ上の樽から継ぎ足し、またその分を一つ上の樽から継ぎ足していく。
酸化的な熟成を行うため、シェリーのような香りがするが、アルコール添加などもしておらず、酸化防止剤も入っていない。

<ストーリー>
紀元前から多くの支配者によってその都度街の姿を変えてきた、シチリア島の西部トラーパニ県のマルサラで1978年に創業したデ・バルトリ。フランスにルーツがある母ジョセフィーンから、2世紀以上に渡ってブドウが栽培されてきたバーリオ・サンペーリ(サンペーリ荘園:由緒正しい農場に伝わる伝統的な建物と農園)を農学の学位とレーシングカーへの情熱を持った若きマルコが引き継ぐ形でワイナリーは始められました。

ワイン法によって歪められた現代のマルサラに抗議する形で、地域性に焦点の合った真のマルサラともいうべきヴェッキオ・サンペーリを1980年に初リリース。ワイナリー創業にあたり、マルコが親戚、近隣の農家、廃業してしまったワイナリーから買い集めたワインは20万リットルにおよび(750ml換算で26万本相当)、中には1903年や1958年などのヴィンテージも存在し、40年経った今でも樽で熟成されています。

1984年にパンテッレリーア島(シチリア本島とチュニジアのほぼ中間地点にある島)にある南西向き、標高200mのブックラム(アラブ語で“ブドウ畑の父”の意)という地区に5haの畑と、1700年代に建てられたこの島独特の建築様式の家屋ダンムーゾを取得し、ワイナリーを始めました。1986年にパッシート、1989年からは北東向きの標高400mの畑でズィビッボの栽培を始め、1991年頃からピエトラネーラとグラッポリ・デル・グリッロというスティルワインの生産も開始します。

2009年からは長男レナートがTerzavia(テルツァヴィーア、“3つ目の道”の意)という名前の別会社を立ち上げ、スプマンテの生産を始めます。2011年にマルコが亡くなってからは、レナート、セバスティアーノ、ジュゼッピーナがマルコの遺志を引き継ぎ、世界でも類を見ないこのワイナリーを運営し、マルサラに11.5ha、パンテッレリーアに6.5haの畑でブドウを有機農法で栽培、年間約10万本をボトリングしています。
(以上、輸入元情報より引用)[]
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