[造手] Chateau des Tourettes (Verget) / シャトー・ド・トゥーレット
[銘柄] Tinus Pure Nature / ティニュス・ピュール・ナチュール
[国] France / フランス
[地域] Cotes du Rhone / コート・デュ・ローヌ地方
[品種] Viognier, Roussanne, Marsanne, Chardonnay / ヴィオニエ, ルーサンヌ, マルサンヌ, シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント>
色調は黄金色から茶色に近い位ですが、酸化的要素は少なく、紅茶のような甘味さえ感じられます。ギファン・エナンのリースリング的シリアスさとは対照的な旨味系ワイン。

<畑・栽培>
南仏トゥーレットに購入した別荘の周辺の葡萄畑を自然農法で再生。化学薬品は一切不使用。

<醸造>
コンクリートタンクで果皮ごと醗酵。終了後、各品種を6時間かけて、ゆっくりプレスして果皮由来の旨味、タンニン等の成分を抽出(酸化防止剤無添加)。その後、コンクリートタンクで澱と共に熟成させることで還元的な状態をキープする。トゥーレットの畑は一切の化学薬品を使用していないので、醸造中の化学薬品、添加物も含めて何も加えていない。瓶詰め時に極少量の亜硫酸は添加。

<ストーリー>
白ワインの天才『ジャン・マリー・ギュファン』
仏2大評価誌で毎年最高評価を得るシャルドネの専門家。その天才的ワイン造りを活かしたネゴシアン部門も高い評価を得ている。食事に寄りそう典型的マコン。

RVF誌3ッ星、ベタンヌ誌5ッ星
『この型破りな醸造家の造るワインを試飲するのは常に素晴らしい瞬間だ』
Le guide des meilleurs vins de France2015 「ドメーヌ・ギュファン・エナン」はRVFで最高評価の3ッ星を獲得。「ベタンヌ・ドゥソーヴ」でも最高評価の5ッ星を得ている。
『ブルゴーニュで5ッ星評価はロマネ・コンティやルソーを含めて11軒のみ。白ワインの魔術師』
当主のジャン・マリー・ギュファンは1970年代に妻と共にブルゴーニュへ移住したベルギー人。ワイン造りとは関係ない環境にいた彼だが、一気にトップ生産者の仲間入りを果たしてしまう。皆が彼を「天才」と呼ぶ。試飲をしていても芸術家のように感覚でワインを判断していく。表現も独特。ワインのパワーを表現する。
『ヴェルジェでは常に良い葡萄を自分で選んでその畑の表情を引き出す。楽しい仕事だ。ギュファン・エナンは自分の葡萄のポテンシャルを毎年確認し、高めるのだ』

毎年異なる60キュヴェをリリース
1980年からは、ネゴシアン部門である「メゾン・ヴェルジェ」を手掛けている。
『ネゴシアンを始めたのはマコン以外でシャルドネの新しい可能性を見つけたかったから。色々なシャルドネに出会うと興奮する』
「シャブリ」「コート・ドール」「マコン」等、各地の葡萄栽培家や造り手と情報交換をしながら、その年の買取り区画を決めていく。
『皆が驚くような造り手の葡萄も僕等は手に入る。毎年買い続けるから』
熟成中の樽には色々な有名な造り手の名前と区画が記入されていた。「ヴェルジェ」の醸造責任者でジャン・マリー・ギュファンの右腕が10年以上働いているジュリアン。全ての畑に出向き土壌、日照条件を熟知している。栽培チームも率いていて一部の畑では栽培も自分達で手掛ける。醸造は「ギュファン・エナン」とほぼ同じ。優しく圧搾、フリーラン果汁を重視していてプレス果汁は完全に分ける。
『PHが低いフリーラン果汁は上級キュヴェとして樽発酵・熟成。プレス果汁はコンクリートタンク及びス テンレスタンクで村名として醸造する』
発酵は野生酵母のみ。フレッシュな白ワインに関しても低温から始め、できる限りゆっくり時間をかけて発酵させる。
『年によってはアルコール発酵とマロラクティック発酵が同時に行われることもある。常識では考えられないが、これによってワインは軽やかに仕上がる。ヴェルジェの個性に合っている』
通常、醸造学上は2つの発酵が同時に進む事は危険とされ避ける。しかし、彼等にとっては果実の重さを出さずにバランス良く仕上げることができるとして好意的に考えられている。
『最良の葡萄で無ければ最高のワインは造れない。最良の葡萄が手に入らなければその区画のキュヴェは造らない。格落ちさせる』
「ヴルジェ」でリリースされるキュヴェが毎年異なるのはそのため。
『約 60のキュヴェを造っている。多く感じるかも知れないが私にとってはたったの60種』

ヴェルジェ・ド・シュッド
『ワインは自然の産物。だから常に変化する。造り手も飲み手も変わって行くべきだ。何も変わらないものを求めるならワインでない方が良い』
「ヴェルジェ」を立ち上げてからおよそ10年後、彼等が次に挑戦したのは南仏「リュヴェロン」でのワイン造り。標高420m以上の高地にドメーヌを購入し、ジャン・マリー・ギュファンはここに移住。
『南仏の単純さは熟すまでの期間が短いことに起因している。標高が高いこの地域は南仏でありなが らゆっくりと葡萄が熟す』
購入当時は適さない品種が多く植えられていたため、大規模な改植を実施。グルナッシュやシャルドネなど7品種を植えている。南仏のワインも醸造はギュファン・エナン、ヴェルジェと同様。
■(ドメーヌ)ギュファン・エナン:マコンの自社畑のみ。
■(ネゴシアン)ヴェルジェ:ブルゴーニュの買い葡萄。
■(ドメーヌ)ギュファン・オ・シュッド:南仏リュヴェロンの自社葡萄のみ。
■(ネゴシアン)ヴェルジェ・ドゥ・シュッド:南仏リュヴェロンの買い葡萄。
(以上、輸入元情報より引用)[]

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