ロンコ・セヴェロ / リボッラ・ジャッラ 2019

B1000

5,800円(税込6,380円)

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[造手] Ronco Severo / ロンコ・セヴェロ
[銘柄] Ribolla Gialla / リボッラ・ジャッラ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] Ribolla Gialla / リボッラ・ジャッラ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元テイスティングコメント>
花の香り、ドライフルーツ、柑橘類の強い香り。味わいは、リボッラ特有の程よい酸味が広がり、ややタンニンがあるスパイシーな後味。

<栽培>
畑は全体で8ha。リボッラの畑は0.8ha。典型的なポンカ土壌。泥灰岩、砂質が押し固められたスレート状の石で石灰分を含み、水はけに優れており、保温もできる。除草剤も防虫剤も一切使用しない完全な自然農法。ボルドー液すら使用せず、砂に硫黄と極少量の銅を混ぜてベト病対策を行っている。

<醸造>
トロンコニック木樽で発酵。マセレーションは60日程度。発酵後、プレスし50%のワインをスラヴォニア大樽に移し24ヶ月シュール・リー。その内の11ヶ月間は3日に一度櫂入れを行う。8月-9月の月が欠けていく頃にボトリング。

<ストーリー>
グラヴネル、ラディコンに学び進化する注目株
長期マセレーションの白ワインながら平坦でなく、輪郭がはっきりある完成度の高さ。赤ワイン「スキオペッティーノ」も透明感があり品種個性がはっきりと味わえる。

椅子の背に立つ少年
ちょっと変わったエチケット。フリウリは木製家具が名産品。その名産品、フリウリの特徴的な椅子の背に立ちバランスをとる少年。これはロンコ・セヴェロ当主、ステファノ・ノヴェロのワイン造りの思想を表している。
『ワイン造りはバランスが大切。椅子の上でバランスをとるのは難しい。危険を冒してでも難しい事に挑戦すべき。そうすれば高い位置に目線がいき、将 来を見渡す事ができる』
ワイン醸造を学んだが、海外での仕事を選び、ワイン造りとは無縁だった。一方、両親は1973年にワイン造りを本格化させる。1990年代に実家に戻り、ワイン造りを手伝い始め、徐々に引き継いでいく。
『当時、両親は化学肥料を使い、培養酵母で完璧なワインを造っていたが、造られたワインに興味が 無くなっていった』
徐々に自然な農法に移行。今では除草剤も防虫剤も一切使用しない完全な自然農法になっている。
『ボルドー液も銅が多過ぎて重い。土壌に蓄積してしまう。今は砂に硫黄と極少量の銅を混ぜてベト病対策をしている』
3ヶ所に分かれる畑は自然の森を隣接させている。生物多様性を維持する事が目的。畑の支柱も隣接する森の栗の樹を使用。
『畑を森に隣接させると30%位の葡萄が猪や野生動物に食べられてしまう。しかし、それ以上に葡萄の質を向上させてくれる』
1999年から白ワインの長期マセレーションを開始。ワイン造りの先生は「ヨスコ・グラヴネル」「スタンコ・ラディコン」「ダリオ・プリンチッチ」。
『99年のリボッラは完璧な葡萄だったので99日間のマセレーションを試した。良いワインだったが昔からの顧客には理解されず1本も売れなかった』
まったく売れなかった2000年代前半を乗り越え、徐々に新しい顧客ができ、今では「カランドレ」他、星付リストランテにもオンリストされている。

ポンカ土壌を活かす
ロンコ・セヴェロはフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州、スロヴェニアとの国境の町プレポットに位置。
『典型的なポンカ土壌。泥灰岩、砂質が押し固められたスレート状の石で石灰分を含み、水はけに優れる。保温もできる』
ポンカの層が色々な角度で表土、地中に存在する。その割れ目に沿って葡萄根が伸びていくことで下層部に伸びていく。
『ポンカは雨や風で風化して砂状になり、熱を蓄えるので葡萄樹を暖めてくれる。スキオペッティーノに最適な土壌』
スキオペッティーノはこの地の土着品種で重要な品種。病気に弱いが樹勢が強く、多産。薄い平坦なワインになりがちで栽培が難しいと言われる。
『斜面に植えると樹勢が弱まり葡萄が凝縮する。そしてポンカ土壌で育てるとスパイスのような独特の 香や滑らかさが出てくる』
(以上、輸入元情報より引用)[]

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