モナステーロ・ディ・ヴィトルキアーノ / ルスクム 2021

A870

3,800円(税込4,180円)

[造手] Monastero di Vitorchiano / モナステーロ・ディ・ヴィトルキアーノ
[銘柄] Ruscum / ルスクム
[国] Italy / イタリア
[地域] Lazio / ラツィオ州
[品種] Trebbiano, Malvasia, Verdicchio / トレッビアーノ、マルヴァジア、ヴェルディッキオ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<このワインについて>
トレッビアーノ、マルヴァジア、ヴェルディッキオから造られる白ワインで、ウンブリアのジャンフランコ・ベアのアドバイスを受け、マセレーションを行ったワイン。”ルスクム”は、ラテン語で「素朴な、田舎風の」を意味している。初ヴィンテージは2007年。

<畑・栽培>
栽培面積2.5ha。ボルドー液以外の農薬は一切使わない有機農法を実践。

<醸造>
温度管理も行わず15日間のマセレーションと野生酵母による醗酵を行い、ステンレスタンクで熟成を行った後、ノンフィルターでボトリング。

<ストーリー>
ラツィオ州都のローマから北西に80km、中世にローマ教皇選挙コンクラーベが1200年代後半に初めて行われた街ヴィテルボの近く、人口5200人の街ヴィトルキアーノにワイナリーはあります。モナステーロ・ディ・ヴィトルキアーノ(モナステーロは修道院という意味)は一般的なワイナリーとは異なり、カトリック教会の修道会の一会派であり、沈黙、祈祷、精進、労役の厳粛な戒律の下に労働と作業を行い、ワイン以外にオリーブオイルやチョコレート、ジャムなどを生産しています。

トラピスト修道会の名前でも知られる、厳修シトー修道会は1098年にフランスで生まれ、6世紀から受け継がれてきた聖ベネディクトの戒律を重んじ、様々な国や地域への伝道と発展を目指し修道運動を行っています。1875年にトリノ近郊で生まれた修道会は、1898年からローマの南にあるグロッタフェッラータに移り発展した後、1957年にヴィトルキアーノへ移り住んできました。周辺は石だらけで、畑を作ることができなかったため、修道女たちが自らの手で石を取り除き、開墾しました。誠実な活動が認められ、1960年代前半に開催された第2回バチカン公会議に招待されたことをきっかけに、イタリアをはじめとして、アルゼンチン、ニカラグア、チリ、ベネズエラ、インドネシア、フィリピン、チェコ、コンゴ、ポルトガルの新しい修道院に修道女を派遣することになりました。修道女たちはそのまま各国に残り、啓蒙活動に努めており、同時にヴィトルキアーノの修道生活に魅せられた若者を受け入れてきました。現在、ヴィトルキアーノ修道院は、人数の増減がありながらも、イタリアの様々な地域や国から来た、年齢層の異なる78人の修道女で構成されており、シンプルで本質的な生活を続けています。モンテファルコのジャンピエロ ベアの勧めで、それまで量り売りしかしてなかったワインを一部ボトリングして販売することにしました。

ブドウ畑(2.5ha)、菜園、果樹園、オリーヴ畑の広さの合計は33haで、ボルドー液以外の農薬を一切使わない有機農法を実践しており、ワインは二酸化硫黄以外の化学的薬剤や添加物を使用せずに造られています。年間生産本数は2万本ほど。
(以上、輸入元情報より引用)[]

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