[造手] Georg Lingenfelder / ゲオーグ・リンゲンフェルダー
[銘柄] Concubine Weiss / コンクビーネ・ヴァイス
[国] Germany / ドイツ
[地域] Pfalz / ファルツ
[品種] Silvaner 70%, Riesling 25%, Gewurztraminer 5% / シルヴァーナ, リースリング, ゲヴュルツトラミネール
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 1000ml
<銘柄の由来>
「コンクビーネ(Concubine)」は、昔ドイツの王族の間で「第二の妻」を指す言葉として使われていた。戦力結婚が一般的だった当時において、本命の女性は大抵「第二の妻」の妻だった。そしてそういった女性は大抵庶民だった。カジュアルなワインだけど、そこには強い想いが詰まっているという意味でこの名前が付けられた。2021年がファーストビンテージ。
<輸入元テイスティングコメント>
透明感がありカジュアルかつチャーミングでこれからの季節に合う元気なワイン。
<畑・栽培>
標高120m、東向き、レス・粘土土壌。平均樹齢は25年。収量70hl/ha。
<醸造>
自生酵母。手摘みで収穫後、シルヴァーナとリースリングは全房プレス、ゲヴュルツトラミネールは1週間のマセレーション。野生酵母で発酵後、9ヶ月間ステンレスタンクでシュールリー。ゲヴュルツトラミネールは古バリックで9ヶ月間シュールリー。澱引き後、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時:少量、トータル:53mg/L、ALC度数12%。生産本数6,800本。
<ストーリー>
デニス・ウォルフの従兄弟でもあるゲオーグ・リンゲンフェルダーの家族はこの地で500年前からブドウを栽培している。また、3世代前からこのワイナリーでは不介入主義が貫かれており、化学製品や培養酵母が使用されたことは一度もなく、補糖や補酸もしてこなかった。畑こそが全てを生み出すものという考えの元、なるべく重機を畑に入れない工夫も代々施されてきた。そんな家族の現当主となったゲオーグは、父親のラインナップとは別に独自のワインを造り始め、2021年に最初のビンテージをリリースした。直接話して感じるゲオーグと他の多くのドイツ生産者の異なる点は、彼にドグマティックな要素が感じられないところだ。本人も言うように「ワインメイカー」ではなく、自然のプロセスのエスコートをしている管理人のような感覚はゆったりしている彼の話し方から伝わってくる。家族代々自然を尊重したワイン造りを続けてきたからか、新参者に感じられる気張りや焦りのようなものは感じられずとてもリラックスしている。彼が造る優しい味わいのワインには、まさに土地の個性と彼のパーソナリティが刻み込まれている。
(以上、輸入元情報より引用)[]