[造手] Frank Cornelissen / フランク・コーネリッセン
[銘柄] Munjebel Rosso P(Perpetuum)1 / ムンジェベル・ロッソ・ペルペトゥム1
[国] Italy / イタリア
[地域] Sicilia / シチリア州, Etna, Northern valley / エトナ山、北斜面
[品種] Nerello Mascalese / ネレッロ・マスカレーゼ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
[生産量]
<畑・栽培>
Picciolo, Pietramarina, Calderara soprana, Crasà, Muganazze。敷地面積24haのうち13haが古木。標高600-1000m
[土壌] 火山性土壌、粘土砂質土壌
[仕立] アルベレッロ
[栽培] 有機栽培(福岡正信の自然農法を理想とする)
<醸造>
発酵は、1,000Lの高密度ポリエチレンのバケツに700-800Lのモストを入れ、皮付天然酵母で、10日間のマセラシオン。熟成は、2,500-7,000Lの内側をエポキシ樹脂でコーティングしたアンフォラを使用。アンフォラの蓋は玄武岩。SO2添加は、ブドウの質とワインの安定度により変動し、全く加えないか、加えたとしても5-30mg/Lの間の値。無清澄。
<ストーリー>
以前はベルギーやオランダへのワイン輸入の仕事や、豊かな語学力を駆使しインポーターにワイナリーを紹介するエージェントの仕事をしていたフランク・コーネリッセンが2001年ヴィンテージよりエトナ山麓で自らが理想とするワイン造りを始めた。
人的関与を極限まで廃したテロワールの昇華とでも言うべきワインとオリーヴオイルの生産を目指す。無施肥による栽培、農薬もボルドー液でさえも基本的には使用しない(2001年と2004年は完全に不使用)。
マグマは単一畑の厳選されたネレッロマスカレーゼから最高の年にのみ造られるワインで、ロッソ デル モンジベッロ(2005年からムンジェベル)はネレッロマスカレーゼ100%の、複数の違った畑のブレンド、そして時には複数ヴィンテージをブレンドしたワイン。
<このワインについて>
以前のムンジェベル ロッソは2ヴィンテージをブレンドしたものだったのですが、フランク自身がワインの中により高いレベルの精確性を追い求める中で単一ヴィンテージで造るようになります。ですが、クリュごとであったり、年ごとの特徴/個性に焦点を絞ったヴィンテージ/クリュもののワインではなく、マクロな視点から見たエトナのワインが持つ普遍的個性を表現したいと考え、複数ヴィンテージをブレンドしたワインを造ることに。
ペルペトゥムはラテン語で“継続的な”、“絶え間のない”を指す言葉で、ワインの世界ではソレラ方式の別の呼び方でもあります。今回入荷のペルペトゥム1は、2015,2016,2017と2019のブレンドで、総量の25%に当たる量をボトリングしたものになります。残りの75%に、2020年ヴィンテージのワインを入れ、1年熟成させた後に再び25%をボトリングしたものがペルペトゥム2となり・・・。近年のフランクのワインが、果実味の向こう側にエトナの大地を感じるようなものなのに対し、このペルペトゥムは、よりエトナをダイレクトに感じられる気がします。
(輸入元情報より引用)[]