[造手] Bressan / ブレッサン
[銘柄] Schioppettino / スキオペッティーノ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア ジュリア州
[品種] Schioppettino / スキオペッティーノ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<ティスティングコメント>
適度なボディと、持ち前の素晴らしい酸味が特徴ですが、このワイン全体を覆うベルベットのような滑らかさ、親しみやすさも損なわれてはいません。花崗岩のきらめきを持つ深いルビー・レッドの色合いには、紫色の陰影もあります。あふれるようなフルーティーなアロマは、野生のブラックベリー、ラズベリー、ブルーベリーを思わせます。熟成が進むと、下草や苔、香木を思わせるエレガントなブーケを帯びてきます。

<畑・栽培>
マリアーノ・デル・フリウリの街近郊コローナ、ハムレット(イタリア、ゴリツィア地方)
施肥は行なわない。
[栽培] 有機栽培
[土壌]石灰質土壌をベースに、酸化鉄を多分に含む。このような地質は有機物や養分を含有しないので、ブドウの生育は極めて遅くなる。しかしその分、マクロそしてミクロの視点から、ブドウやワインの構成成分が様々な点で高められるという利点がある。
-畑の総面積: 3.8830 ha
-植え付けの年:1982年
-株の配置:2.70 x 1.20 m.//2.70 x 0.80 m.
-密植率:3086本Ha //4630 本/Ha
-日当り:南向き。ブドウの列は東から西へ連なる。
-仕立て方:グイヨー方式。(一枝に7〜8個の蕾のみを残し、収穫量を減らす。)
夏にグリーンハーベストを行い、葉とブドウの房の間隔を開けて風通しを良くする。
成熟度合いを計算し、やや過熟の状態までもっていく。
(この種特有の、非常に高い固定酸度に到達するため。)
手作業で、丁寧に収穫。

<醸造>
スキオッペッティーノは除梗と、軽い圧搾後、25℃以下に冷やした井戸水で温度調整しながら、非常に長い果皮浸漬と発酵を行なう。澱引き後、続いて35日間の発酵。
ステンレス#316のステンレスタンク内で寝かせたあと、2000L入りのオークの大樽で、少なくとも2年間熟成。瓶詰め後は、500本ずつのグルーブに分けられ巨大な格子箱に寝かされ、温度調整機能付きの倉庫で仕上げ熟成。―この製法は長期熟成型の赤ワインの生産に適している。特に、長い浸漬と高い固定酸度が、このワインを長期熟成可能にする。
‐アルコール度数: 13%
‐総酸度: 5.58g/L

<ストーリー>
ブレッサン家により9世代に渡って営まれるワイナリー。現当主フルヴィオはその歯に衣を着せぬ発言で周囲に誤解を与えやすいが、実際の本人は知的で心優しく信念を曲げない強い覚悟の持ち主です。家業を継ぐ前は小児癌の末期の子供たちのセラピストをしていました。白ワインのラインナップは、単一品種で造られる ものが3種類、リボッラ&フリウラーノ&マルヴァジーアの伝統的なブレンドで造 られる白の1種類で計4種、栽培が非常に難しいモスカートローザ(果皮が赤みがかっているマスカットで、完熟してないと独特の苦みがあり、完熟するとブドウの粒が房から外れ落ちてしまうそう)でロゼワイン、赤ワイン用の品種は、伝統品種スキオペッティーノ(リボッラネーラ)とピニョーロ、そして国際的品種としては、メルロー、カベルネフラン&カベルネソーヴィニョン、ピノネーロを栽培し、単一品種で出す時もあれば、いろいろブレンドして醸造することもあります。

(造り手HPおよび輸入元情報より引用)

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