イル・パラディソ・ディ・マンフレディ / ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2020

C867

7,800円(税込8,580円)

在庫状況 残り2

購入数

[造手] Il Paradiso di Manfredi / イル・パラディソ・ディ・マンフレディ
[銘柄] Rosso di Montalcino / ロッソ・ディ・モンタルチーノ
[国] Italy / イタリア
[地域] Toscana / トスカーナ州, Montalcino / モンタルチーノ
[品種] Sangiovese Grosso / サンジョヴェーゼ・グロッソ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ
[容量] 750ml

<畑・栽培>
モンタルチーノの町の北東斜面に位置する。『1950年に先代がパラディーソと呼ばれる畑を購入して葡萄栽培を開始した。同じ畑、同じ家で今でもワイン造りを続けている』。北斜面の2.5haの彼等の畑は7つの段々畑に分かれている。樹齢は平均30年程度。表土付近は下草の根が多く、 水分の確保が困難なので地下30mまで垂直に根を伸ばしている。畑にはネギ、ルコラ、ミント、チポッラ等が 自生。彼等の食事に使われている。『僕等のワインには海の香がある。根が昔海だった層まで根を伸ばしているから。自然と共存してきた古い葡萄樹の表現力は強い』『自然を経験して葡萄樹は強くなる。長い目で見れば気候の変化にも葡萄樹は対応していく。人間が介入すると葡萄樹は逆に弱くなる』
7つの段々畑は石灰の強い白い土壌から粘土の強い赤い土壌までさま様々。これらの土壌のブドウを全てアッサンブラージュしてワインにしている。『畑毎に分けてワインを造るのは人間の作為。自然は人間の考え以上のものを造ってしまう。それに魂を込めるのは(畑ごとでなく)1つで十分』
『畑では一度も薬品が使われたことがない。使う必要がない。自然が葡萄を育て、自然がワインを造る。人間は手助けをするだけ』、『害虫対策はその害虫の天敵である益虫を畑に放 つことで対応。除草剤も防虫剤も使わない。葡萄樹を支える支柱さえも木製』。猪や鹿対策は石鹸。石鹸を葡萄樹に吊るしておくと、人間の匂いと勘違いして動物達は近寄らない。 畑の表土には無数の穴があり、これは地中に巣を作る蜂の巣。除草剤や殺虫剤を使っている畑では生きることができない蜂が沢山生息している。『葡萄は地球上で最も生命力が強い植物。下草や昆虫は葡萄樹の生命力を高めてくれる。生命力が宿ったワインは生きている』

<醸造>
樹齢は平均50年以上でモンタルチーノ北斜面に位置し8つの段々畑になっている。8つの段々畑を区画毎に収穫。通常の造り手よりかなり遅く、10月入ってから収穫。セメントタンクで野生酵母のみで発酵。温度管理も無し。10月後半のモンタルチーノ北斜面は寒いので発酵温度は上がり過ぎない。25-26hlのスラヴォニア産オーク樽で12ヶ月熟成。熟成期間が短いだけで、中身はブルネロと全く同じ

<ストーリー>
ブルネロは北側斜面から始まった
世界的に人気が高まっている「ブルネロ・ディ・モンタルチーノ」。130を超える生産者が存在する。 「イル・パラディソ・ディ・マンフレディ」はモンタルチー ノの町の北東斜面に位置する年産750ケース、家族4人だけの小さな造り手。
『1950年に先代がパラディソと呼ばれる畑を購入して葡萄栽培を開始した。同じ畑、同じ家で今でもワ イン造りを続けている』
彼らは1967年に10人の造り手と共にモンタルチーノ 協会を設立。それ以降の50年間でモンタルチーノは変わったけれど、彼等は何も変わらない。現当主は「フローリオ」。元々は数学教師として働いていたが奥さんの実家である「イル・パラディソ・ディ・ マンフレディ」を引き継ぐことになった。
『葡萄樹は家族のように毎日感じていなければいけない。葡萄樹の変化を感じなければ正しい対処はできない。数学ではない』
2015年家族の支えであった「フォルトゥナータ」お婆 ちゃんが亡くなった。しかし、娘の「ジョイア」が本格的 にワイン造りに参加。家族に明るさが戻った。

蜂が害虫から葡萄を守ってくれる
『畑では一度も薬品が使われたことがない。使う必要がない。自然が葡萄を育て、自然がワインを造る。人間は手助けをするだけ』
北斜面の2.5haの彼等の畑は7つの段々畑に分かれている。畑にはネギ、ルコラ、ミント、チポッラ等が自生。彼等の食事に使われている。
『害虫対策はその害虫の天敵である益虫を畑に放 つことで対応。除草剤も防虫剤も使わない。葡萄樹を支える支柱さえも木製』
猪や鹿対策は石鹸。石鹸を葡萄樹に吊るしておくと、人間の匂いと勘違いして動物達は近寄らない。 畑の表土には無数の穴。これは地中に巣を作る蜂の巣。除草剤や殺虫剤を使っている畑では生きること ができない蜂が沢山生息している。
『葡萄は地球上で最も生命力が強い植物。下草や昆虫は葡萄樹の生命力を高めてくれる。生命力が宿ったワインは生きている』
樹齢は平均30年程度。表土付近は下草の根が多く、水分の確保が困難なので地下30mまで垂直に根を伸ばしている。
『僕等のワインには海の香がある。根が昔海だった層まで根を伸ばしているから。自然と共存してきた古い葡萄樹の表現力は強い』
2003年のような酷暑も彼等のワインは清涼感さえ感じさせた。葡萄樹は地下深くの水分を手に入れ、焼 けることなくその暑さを乗り越えた。
『自然を経験して葡萄樹は強くなる。長い目で見れば気候の変化にも葡萄樹は対応していく。人間が介入すると葡萄樹は逆に弱くなる』

自然は人間より偉大なものを造る
7 段の段々畑は石灰の強い白い土壌から粘土の強 い赤い土壌まで様々。この様々な土壌の葡萄を全て アッサンブラージュしてワインにしている。
『畑毎に分けてワインを造るのは人間の作為。自然 は人間の考え以上のものを造ってしまう。それに魂 を込めるのは 1 つで十分』
彼等は基本的に1種類のワインしか造っていない。 熟成の過程で早目に開いている樽を「ロッソ・ディ・モ ンタルチーノ」としてリリース。
『協会が発表する最良年のみブルネロの樽熟成期間を伸ばしたリゼルヴァを造る。中身はロッソもブル ネロもリゼルヴァも同じ』
収穫は区画毎に熟度を見ながら収穫。通常の造り 手よりも1週間程度遅いことが多い。葡萄が種まで熟した時がタイミング。
『収穫日はモスト計などの測定値で決めるのではない。自分達で食べて決める。数値では解らないバランスを感じて決める』
醗酵は伝統的な20〜50hlのセメントタンクで区画毎 に行う。セメントタンクに手をあて温度が上がりすぎた 時だけルモンタージュを行い温度を下げる。
『発酵後期には香が変わってくる。パンの香が出てきたら樽に移し替えるタイミング。香が変わったタン クから移し替えていく』
熟成は10年以上使用している古樽。ある程度ワイン が安定してきたら全てをアッサンブラージュして、更に熟成を続ける。 瓶詰め直前に極少量のSO2を添加するが、発酵から熟成に至るまでは一切無添加。 収穫からボトリングまでポンプも使わずに重力だけで ワインを移動する。ボトリングも手作業で重力を利用 して行われる。
『ワインは飲み物だが、生命力の宿った飲み物。生きているワインを造るには魂を込めなければいけな い。ワイン造りは葡萄の生命力がワインに変わって いく手伝い』
(以上、輸入元情報より引用)[6]

カテゴリーから探す