[造手] Franco Terpin / フランコ・テルピン
[銘柄] Quinto Quarto Sivi / クイント・クアルト・シヴィ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] Pinot Grigio / ピノ・グリージョ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元テイスティングコメント>
林檎や夏みかんなどの果実香に、ハーブやハチミツのニュアンス。酸味はしっかりとしていて、全体は滑らかかつまとまりのある仕上がりです。
<畑・栽培>
白ワインやメルローの銘醸地として有名なコッリオの中でも一番標高の高い一帯(標高約150m)に畑があり、非常にアロマティックな葡萄が生み出される。コッリオの特徴である「ポンカ」と呼ばれる粘土質やシルト(大きめの砂質)、フリッシュ(白亜紀初期〜第三紀漸新世の砂岩・泥岩)の混じる土壌。認証はないながらも、ビオディナミに準じた栽培を行ない、硫黄や硫酸銅は必要に応じて散布、500番プレパラシオン(牛の角に詰めた牛糞)を肥料として使用。またハーブを発酵させて肥料として使用するなど、徹底して自然な物のみで栽培を行なっている。自社畑は全部で10ha。そのうち2haはスロヴェニアにある。
<醸造>
手作業にて収穫。除梗後、ステンレスタンク内にて3日間マセレーション。野生酵母のみにて発酵。同容器内8ヶ月熟成。ノンフィルターにて瓶詰め。SO2は発酵前に12mg/L添加、瓶詰め時無添加。ALC度数13.5%。
<ストーリー>
フランコ・テルピンはスロヴェニアの国境に接したサン・フロリアーノ・デル・コッリオに位置する生産者です。テルピン家はこのサン・フロリアーノ・デル・コッリオで何世代にもわたって葡萄栽培を続けてきた農家で、長い間地元の協同組合に葡萄を卸すのみでしたが、1994年から自社での瓶詰めを始めます。その後、地元のカリスマ生産者「ヨスコ・グラヴナー」や、トスカーナの有名醸造コンサルタント「アッティリオ・パーリ」との出会いにより、90年代後半から、有機栽培へと移行し、また、白ワインでもマセラシオンを行うなど、フリウリの伝統的な醸造を試み始めます。
テルピンの畑は、白ワインやメルローの銘醸地として有名なコッリオの中でも一番標高の高い一帯(標高約150m)に畑を所有し、非常にアロマティックな葡萄が生み出されます。土壌はコッリオの特徴である「ポンカ」と呼ばれる粘土質やシルト(大きめの砂質)、フリッシュ(白亜紀初期〜第三紀漸新世の砂岩・泥岩)の混じる土壌です。ここで何世代にも渡って葡萄栽培を続けてきた先祖や土地への敬意、そして自分のワインを口にする人々への愛情をあらわすため、有機栽培の専門家「ミシェル・バルボー」のアドバイスを得て、認証はないながらも、現在はビオディナミに準じた栽培を行ない、硫黄や硫酸銅は必要に応じて散布、500番プレパラシオン(牛の角に詰めた牛糞)を肥料として使用しております。またハーブを発酵させて肥料として使用するなど、徹底して自然な物のみで栽培を行なっております。また自身のワイナリーのロゴにもビオディナミの象徴である月をあしらったデザインを採用しております。
醸造面では、フリウリ独特の醸造方法である白ワインでのマセレーションを行う他、野生酵母での発酵、無濾過、無清澄、そしてSO2の使用は瓶詰め時のみで必要最低限に留めるなど、極力自然のままの醸造を心がけております。弊社スタッフ訪問時も、会話の中で、「ワインの個性」「綺麗な葡萄造り」という言葉をしきりに使用しており、また、「ワインは自分の子供のようで、少し手を加えて個性を伸ばすことが大切」という言葉に、彼のワイン造りに対する哲学の一端が垣間見られました。
(以上、輸入元情報より引用)[]