[造手] Ottomani / オットマーニ
[銘柄] Toscana Bianco / トスカーナ・ビアンコ
[国] Italy / イタリア
[地域] Toscana / トスカーナ州
[品種] Trebbiano,Malvasia / トレッビアーノ,マルヴァジア
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<畑・栽培>
彼らのぶどう畑は生まれ故郷のインプルネータ及び隣接する町、グレーヴェ・イン・キアンティにあり総面積は15ha。また、オリーブ畑も15haあり、在来品種を合成化学農薬や化学肥料を使用することなく、サステブルに「8本の手」で栽培しています。
土壌は粘土とガレストロが混ざった石灰岩(ライムストーン)
<醸造>
ステンレスタンクにて自然発酵による醸造。果皮に2〜3日漬け込み18〜20度で25-30日間醗酵。
<ストーリー>
ローマが建設される以前にイタリア中部で繁栄したエトルリアに遡る歴史と文化を持つ町。それを反映する典型とも言える“コット・ディ・インプルネータ(Cotto di Impruneta)”と呼ばれるテラコッタはルネサンス期の建築家、ブルネレスキがフィレンツェのサンタ・マリア・デルフィオーレ大聖堂の円蓋に使用したことでも有名です。
このインプルネータで生まれ育った友人4人で立ち上げられたワイナリーがオットマーニ。
エンリコ・ジョヴァンニーニ、コジモ・ペコリーニ、レオナルド・ボネッリそしてアンドレア・マラボルティの4人は大学で醸造学を学びながら、同時に疑問を感じ始めます。
その疑問とは、ブドウの栽培、ワイン醸造が盛んな地元で代々受け継がれてきた在来品種を横目にインターナショナルな品種が隆盛を極めていた事です。両親は農業から離れた世代ですが、祖父の世代はぶどう栽培に携わっていた経緯を持つ彼らは大学で学んでいる事、祖父の世代から受継いだバックボーン、時代の流れに沿わず在来品種ありきのワイン造りをする事を決意します。とは言っても、経済的に余裕がある訳ではない4人の若者は実践を重視、 大学の在学中、卒業後にも海外を含めいろいろなワイナリーで働き、経験値を高めていきました。
そして2005年に自分達のワインを試験的に造り始めます。
当時の醸造場所はエンリコのガレージ。ガレージワインとしてのスタートだったと言えるでしょう。2007年にはオットマーニとしていよいよ本格的なワイナリーとなります。
オットマーニとはイタリア語で「8本の手」という意味。彼ら4人が力を合わせてワイン造りをしていく、それぞれの2本の手を合わせてこそ「8本の手=オットマーニ」になるという友情がこもった素敵な名前ではないでしょうか。
2014年からは友人であるテラコッタ職人であるマッシモの作ったコット・ディ・インプルネータ製アンフォラでの醸造も開始、2016年にリリースされています。故郷のぶどう、そのぶどうを栽培している同じ大地を焼き上げたアンフォラによって熟成を育んだワイン彼らの故郷、テロワールをかんじさせてくれるのは当然の帰結と言えるでしょう。
4人と8本の手はこれからも新しい挑戦を続けていきます。
(輸入元情報より引用)
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