リケール / コート・デュ・ジュラ・レ・サル・シャルドネ 2020

A631/A764

4,000円(税込4,400円)

[造手] Rijckaert / リケール
[銘柄] Cotes du Jura "Les Sarres" Chardonnay / コート・デュ・ジュラ・レ・サル・シャルドネ
[国] France / イタリア
[地域] Jura / ジュラ
[品種] シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<ティスティングコメント>
フランス語で「グリフェ」と呼ばれる小さな牡蠣の貝殻の化石を無数に含んだ灰色の泥炭質土壌で育つシャルドネは、ジュラならではの仄かな塩気が香るミネラル豊かな白ワインを生みます。水晶のような透明感を持つピュアでエレガントな果実味に香り豊かなアロマ、重量感のある味わい、心地よくミネラリーな後味を特徴とするワインです。

<畑・栽培>
ジュラ地方ビュヴィリー村、土壌:バジョシアン後期の泥炭地層に海洋化石を含むジュラ紀初期のライアス期・三畳紀の石灰・砂礫土壌が連なる。樹齢:35年。レ・サルは、偉大な白ワインの産地として知られるビュヴィリー村の単一畑で、ピュピラン村に面した東向きの急斜面は、夜明けと共に朝日が降り注ぐ日照量に恵まれた土地です。シャルドネ85%、サヴァニャン15%の割合で栽培しています。

<醸造>
ブドウは優しくプレスし、野生酵母で一次発酵とマロラクティック発酵を同時に行い、フレンチオークの樽で澱引・攪拌せず澱と共に熟成。無濾過で瓶詰。樽の比率:2-3年物:30%、8-15年物:70%(新樽不使用) 熟成期間:11ヶ月、Alc:13%

<ストーリー>
メゾン・ヴェルジェの創立者で、後にドメーヌ・リケールを創設したブルゴーニュワイン界の伝説ジャン・リケール。
ブルゴーニュの白ワイン最高の造り手として、ジャン・マリー・ギュファンと共に長年ワイン作りに身を投じ、1998年に自らのドメーヌを設立しました。妻レジーヌと最初に決めた方針は、商業的なワインではなく、自分達が食事の時に飲みたいワインを造る事でした。
過剰なまでに多くの手を加え、繊細な味わいを失ってしまうシャルドネが主流となりつつある中で、決して飲み飽きることなく料理の味わいを最大限に引き立ててくれる魔法のようなリケールのワインは、ミシュランガイドで三ツ星に輝く世界のトップクラスのレストランから絶大な信頼を得ています。生産量が限られるため、一般市場では見かけることさえ困難になりつつあります。リケールのワインは、抜栓後時間が経つほど香りや味わいが発展してゆきます。栓を開けて 2〜3時間経過してからが最も飲み頃で、その後 3〜5日は香りも味わいも落ちません。
重すぎず、しっかりした骨格と美しい酸を兼ね備えたユニークなワイン。大きめのグラスで食事と共に味わうことでその真価を発揮します。
ブルゴーニュに 4ヘクタール、ジュラに 6 ヘクタールの自社畑を有し、醸造所はブルゴーニュ南部のマコネ地区とジュラ地方アルボワ村の 2 か所に分かれています。リケールは、自社畑のブドウからワインを作るドメーヌ部門と、他社畑からブドウを購入してワインを作るネゴシアン部門から成り、ネゴシアン物のワインの生産量は、年間 5 万ボトル程。他社畑から購入するブドウも、全て自分たちの手で収穫し、ドメーヌ物と同様の手法で区画ごとに個別醸造し、全て樽で発酵・熟成させます。ドメーヌ物とネゴシアン物は、ラベルの色で識別できます。緑のラベルは自社畑のブドウから作るドメーヌ・リケール、赤茶色のラベルは他社畑のブドウから作るメゾン・リケールのワインです。
2013年、ジャン・リケールは、自社畑とネゴシアンの事業を、最高のワインを作る独自のノウハウと共に、現オーナーであるフローラン・ルーヴに引き継ぐ決意をしました。ジュラでワイン造りの経験を磨いてきたフローラン・ルーヴは、2012ヴィンテージよりジャンと共にワインの共同生産を始め、厳しい収量制限や手摘みの収穫、長時間かけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、長期間にわたるシュールリー熟成など、長年培ってきた門外不出の醸造技術の全てをジャン・リケールより受け継ぎました。

■フローラン・ルーヴ ― リケールの新経営者にして新進気鋭の醸造家 ―■
ブルゴーニュのマコネとジュラの2箇所にセラーを構え、この2つの地からワインを産するリケールは、鋭い観察眼を持つルーヴの指揮の下、更なる飛躍を遂げ、新たな高みに到達している。リケールワインの名声を確固たるものとした人の手による介入を最小限に抑えたワイン造り―厳しい収量制限、手作業での収穫、長い時間をかけて優しく丁寧に行う圧搾、天然酵母による自然発酵、バトナージュを行わない長期樽熟成といった手法とノウハウを順守してきた。ルーヴが目指すのは、それぞれの品種が持つユニークな個性と、個々のテロワールの持ち味を最も自然体に近い手法でワインの味わ
いに余すところなく表現することだ。(ワイン・エンスージアスト 2017年4月7日掲載記事より)
(以上、輸入元情報より引用)[]

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