[造手] Pojer e Sandri / ポイエル・エ・サンドリ
[銘柄] Aceto di Vino Rosso / 赤ワインヴィネガー
[国] Italy / イタリア
[地域] Trentino Alto Adige / トレンティーノ・アルト・アディジェ州, Trento / トレント, Feado / ファエード
[品種] Groppello / グロッペロ, Negrara trentina / ネグラーナ・トレンティーナ, Lagrein / ラグレイン, Cabernet / カベルネ・ソーヴィニョン, Merlot / メルロー, Pinot Nero / ピノ・ノワール, Zweigelt / ツヴァイゲルト, Blaufränkisch / ブラウフレンキッシュ
[酸度] 7.0%
[容量] 375ml
[名称] ぶどう酢(ワインヴィネガー)
[原材料名] 赤ワイン(酸化防止剤 = 亜硫酸塩を含む)
[賞味期限] 2031年5月31日
<テイスティング・ノート>
[香り] アロマティックな香り。
[味わい] 多品種をブレンドすることで生まれる複雑な香味。
[相性] 赤ワインヴィネガーはイタリアではオリーブオイルと一緒にサラダにかけるのが一般的です。香りの高い良質なエクストラバージン・オリーブオイルとともに味わっていただくことをおすすめします。その他、紫キャベツのマリネ、赤パプリカのマリネ、甲殻類のサラダ、豚肉・牛肉の煮込みにも相性抜群です。
<畑・栽培>
北イタリアのトレンティーノ地方を代表する自然派ワイナリーが作るワインヴィネガーです。
この土地は、2億5,000万年前にアフリカで起こった噴火により断層が縦に隆起したという非常に珍しい土壌です。氷山に押し出された石灰主体の「堆積土壌」、「モルフィド」と呼ばれる火山岩と粘土の「混合土壌」が混じり合っています。
谷の合間で日陰の土地が多いトレンティーノ地方において、ファエードという地域は特別な場所です。ファエードは谷が大きく開けていて、トスカーナ地方と同じ程度の日照量があり、夏にはガルダ湖から冷たい風が谷に吹き込んできます。そのためブドウが焼けてしまうこともなく、暑さに弱い地品種も香味成分を失わずに健康に育ちます。
現在、6つの村に畑を所有し、土壌や標高が異なるそれぞれの畑のテロワールを尊重したブドウ栽培をしています。
<醸造>
一般的にブドウを水洗する造り手は珍しいのですが、ポイエル・エ・サンドリは常識にとらわれない自由な発想で、収穫したブドウを水洗する機械を独自に開発します。
水洗作業はクエン酸を1%加えた水でブドウを傷つけないように短時間で行います。畑でわずかに使うボルドー液に含まれる硫黄・銅は菌類に働くので、酵母の動きを弱めてしまいますが、このクエン酸が硫黄・銅を除去してくれます。それと同時に野生酵母も半分ほど落ちてしまいますが、むしろ雑菌も除去されるので、野生酵母は数時間後には収穫時の約1.5 倍まで増加します。見方を変えれば、この水洗作業によって野生酵母は活性化し、硫黄・銅・雑菌が除去された結果、酵母が最も働きやすい環境を作って、野生酵母のみでの発酵を可能にしています。
さらに、水洗したブドウは発酵前に冷蔵庫で冷却することによって、ブドウに住み着いた虫を除去しています。
こうして完成したワインヴィネガーは、在来品種による自社製ワインを伝統的製法で丁寧に醸造したヴィネガーだけが持つアロマティックな美しい香りを放ち、世界中の人々に愛されるロングセラー商品となっています。
<造り手のストーリー>
1975年にフィオレンティーノ・サンドリがトレンティーノに2ヘクタールの葡萄畑を購入し、醸造家の友人マリオ・ポイエルと共に立ち上げた自然派ワイナリー。イタリアにおける白ブドウの地品種の代表とも言える「ノジオラ」の第一人者としても知られています。
また、フィロキセラにも耐性を持つ品種についてドイツのフライベルグ大学と共同研究を進め、古代種のブドウを掛け合わせて「ソラリス」という品種を開発。森を開墾して周囲から隔離された畑にソラリス種を植樹し、ボルドー液を使わずにブドウを栽培することに成功します。
さらに、醸造においても二酸化硫黄さえ使わず、発酵時のガスをそのまま残して、澱も一緒にボトリングすることで、二酸化炭素と澱によってワインを酸化から守ることを実現。
こうして、さまざまな挑戦を経て、葡萄以外は何も使われていない究極のナチュラルワイン「ゼロ・インフィニート」をリリースし、名実ともにトレンティーノ地方を代表する自然派ワイナリーとして高く評価されています。
(以上、輸入元情報から引用・編集)