[造手] Drappier / ドラピエ
[銘柄] Brut Nature Sans Soufre / ブリュット・ナチュール・サン・スフル
[国] France / フランス
[地域] Champagne / シャンパーニュ地方, Côte des Bar / コート・デ・バール
[品種] Pinot Noir / ピノ・ノワール
[タイプ] 発泡 / 白 / 辛口 / ミディアムボディ / SO2(酸化防止剤)無添加 / ノン・ドサージュ
[容量] 750ml
<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>
本物のピュアさを求める人の為に造られている完全酸化防止剤無添加シャンパーニュ。岩清水のようなピュアさとフレッシュさ。
<栽培:Edited by essentiap>
ウルヴィル村の南斜面、日照量の多い畑の葡萄を使用。有機栽培。完全無農薬。
<醸造:Edited by essentia>
100%ピノ・ノワール。ウルヴィル村の南斜面の中腹、日照量の多い畑の成熟した葡萄のみを使用。ブリュット・ナチュールを造る為の畑。収穫を通常よりも遅くすることで力強さ、果実のピュアさを得ている。ドザージュなしでも痩せた感じがない。ステンレスタンクで発酵。36ヶ月間以上澱と共に熟成してから出荷。リザーヴワインは10%(数年前の過去の資料ではサンスフルは5%とあった)。ノン・フィルター。
<ストーリー:Edited by essentia>
ピノ・ノワールの骨格、旨味を活かしたシャンパーニュ
5つのピノ・ノワール・クローンを栽培するピノ・ノワールのスペシャリスト
ピノ・ノワールならではの濃密で旨味のある味わい
マルセル・ラピエールが愛した「シャンパーニュ」
「マルセル・ラピエール」「フィリップ・パカレ」「Ch.ル・ピュイ」そして「ジャック・セロス」も愛飲するシャンパーニュ。南部コート・デ・バールでピノ・ノワールを主体に栽培。ブリュット・ナチュールの第一人者としても知られる。
ナチュラリストに愛される
「フィリップ・パカレ」との食事は「ドラピエ」で始まる。パリで人気のワインショップ、カーヴ・オジェが薦めるブリュット・ナチュールも「ドラピエ」。
世界3大テノールのルチアーノ・パヴァロッティは喉に優しいと「ドラピエ」を歌う前に飲んだ。
「自然と芸術を愛する人々に愛されるシャンパーニュ。本物の純粋さを求める人達の為に造っている」
シャンパーニュの南端、オーヴ県ウルヴィル村。12世紀にシルタシアン派の僧侶によって築かれた地下セラーは現在も使われており、当時からこの地でワイン造が行われていた事を示している(ドン・ペリニヨンより古い)。1808年より、この地でシャンパン造りを始めたドラピエは現当主「ミッシェル」で8 代目。他の大手メゾンとは 異なり、常に家族経営を続けている。
❖古代品種の最大所有者❖
『1808年、フランソワ・ドラピエがウルヴィルで葡萄栽培を開始。1930年にはピノ・ノワールを植樹し、一気に名声を高め、ピノ・ノワールの父と称されるようになった』
これが転換点でした。シャンパーニュの田舎とされてきたコート・デ・バールに最適なピノ・ノワールで高品質の葡萄を栽培。今までにないシャンパーニュを産み出します。
『今では70%以上ピノ・ノワールが占めています。5種類の異なるクローンを植樹。標高、日照量、土壌、樹齢の異なる畑に植樹し、色々な個性のピノ・ノワールを所有』
1952年、当時は白いラベルが当たり前だった時代に鮮烈な黄色いラベルのカルト・ドールを発売。この頃はガメイとピノ・ノワールでシャンパーニュを造っていました。
『家族経営を続けていて現当主はミッシェル・ドラピエ。通常、当主は社長業を行いますが、1979年から醸造責任者を兼務。だからこそ品質優先でいられる』
自社畑62ha、長期賃貸契約畑50haという大きなメゾンですが、ミッシェルは毎日畑に出て栽培チームの指揮をとっています。アッサンブラージュも全てミッシェルが最終決定。
『2016年から息子達が加入。長男ヒューゴは醸造。次男アントワンヌは馬での耕作と自然農法を推進し、娘シャルリーヌはデザインや営業を担当』
全ての所有畑では自然農法が実践され、馬での耕作も導入されています。土壌を押し固めないだけでなく、葡萄樹の近い位置で働く事で、より葡萄の状態を感じる事ができます。
『除草剤、殺虫剤、ホルモン剤も一切使用しません。畑の周囲には森を残し、生物多様性を維持。コンポストも牛糞と圧搾後の搾りかす枝等を3年発酵させたものを使用』
土壌を押し固めない小型の耕運機はCO2排出のない電動式が導入され、醸造所の屋根には2,000�屬離宗璽蕁璽僖優襦�ボトルは15%軽量化され、運搬時のCO2を削減。
『2016年、シャンパーニュで初めてカーボン・ニュートラルなメゾンとして認定されました。栽培から醸造、運搬、全ての工程で二酸化炭素排出減を実現してきました』
更にドラピエは古代品種の最大所有者としても知られています。アルバンヌ、プティ・メリエ、ブラン・ヴァリ、フロマントーを標高の高い区画(3.5ha)に植樹。今に残しています。
『古代品種はシャンパーニュにとって2000年前からの遺伝学的な遺産と言えます。造り手として、栽培家としてこれらの品種を守っていく事は大きな意味があるのです』
❖酸化防止剤無添加❖
通常の造り手は炭を使って色素を取り除きますが、ドラピエでは香味成分も除去してしまうと考え、行いません。結果、少しピノ・ノワールの色が出てピンクがかってしまいます。
『出来る限り人間の介入を減らします。フィルターなし。炭による色素除去もなし。あらゆる添加物を排除します。酵母は自社畑で採取したものを培養して使います』
酸化防止剤にアレルギーがあるミッシェルはこれも出来る限り減らしています。その為に伝統的コカールでの圧搾をやめ、空気圧の優しいプレス機を導入。
『コカールは酸素と触れ合いながら圧搾するが、空気圧プレスは窒素で満たされた中で圧搾するので酸化の心配はない。ワインの移動はポンプを使わず、全て重力で移動』
ポンプでモストやワインを移動すると圧力がかかり、ワインはストレスを受けてしまう。同時にポンプ内の微量の酸素を吸着してしまい、微量の酸化を引き起こすのです。
『2階に空気圧プレス。1階に発酵槽。地下1階は熟成庫。地下2階がアッサンブラージュとボトリング。1度もポンプを使わずにワインは瓶内2次発酵に移ります』
醸造過程でのSO2使用はなし。輸送しても安定した状態で飲めるよう、瓶詰め時のみ極少量添加します。全てのシャンパーニュは自然生成された亜硫酸も含めて30mg/L以下。
『酸化防止剤を好ましく思っていません。極々少量しか使いません。お陰で元々の色調である黄金色、透明感のあるアロマを失っていません。とても自然な状態なのです』
そして、2007年には1980年から試行錯誤を繰り返してきた完全酸化防止剤無添加シャンパーニュ「ブリュット・ナチュール・サンスフル」も完成させました。
『サンスフルは究極のピュアさを求める人の為に造りました。リキュールも酸化防止剤も何の添加物も入っていません。葡萄そのものを感じる事が出来るはず』
実はシャンパーニュで最も標高が高い位置にあるウルヴィル。日照量が多く、昼夜の寒暖差が大きいのでピノ・ノワールは、ゆっくり成熟し骨格が出てきます。
『ジュラ紀のキンメリジャン土壌でもシャブリ・グラン・クリュと同じ年代の土壌で、ピノ・ノワールにエッジの効いた酸とミネラルを与えてくれます。ウルヴィルならではの個性』
■ブリュット・ナチュール
特に斜面中腹部の最も日照量の多い畑のピノ・ノワールはふくよかさと複雑味を持ちます。この葡萄のみで造られるのがドラピエの代名詞、ブリュット・ナチュールです。
『完熟したピノ・ノワールの凝縮感と表現力の強さを表現する為にドザージュは必要ありませんでした。厚みと大きな骨格。ミネラルの背骨が口中で味わいを広げます』
ノン・ドザージュなので、リキュール添加は0です。ワイン自体も完全に発酵しきっているので、葡萄由来の糖分が僅かに2mg/Lありますが、痩せた印象は全くありません。
■ブリュット・ナチュール・ロゼ
100%ピノ・ノワールのセニエ。果皮の要素を得る為2日間マセレーションして色素と果皮の旨味を得ます。赤いチェリーのような風味はSO2が相当少なくないと感じる事ができません。
『完熟したピノ・ノワールを使わないと痩せた味わいになってしまう。そうすると色が濃くなり過ぎてしまうので、10%ピノ・ノワールの白ワインを加えている』
以下は、過去の輸入元資料より
完全無農薬とノン・ドザージュを追求
所有する53haの畑では1989年から一切の農薬を使用しない有機栽培を実践。きっかけは長女シャルリーンの誕生だった。
「子供達の将来を考えた時に自然と今の自然な畑作りと葡萄栽培をやるべきと決断した」
しかし、ビオロジックへの移行は簡単ではなかった。 合成肥料から堆肥への切り替え。農薬の不使用によって病や、害虫被害が増え収量は30%減った。 土壌改善はゆっくりと進み、今では以前よりも個性をしっかり持ち、強い葡萄が収穫されている。
「葡萄畑の見栄えは悪くなった。でも、それが本来の姿。静と言うより、生命感に溢れる動の畑だ」
味わいに大きな影響を及ぼすドサージュ。「ドラピエ」ではワインに蔗糖を足し25年間熟成させたリキュー ルを品種毎に手作りしている。 そして各キュヴェのセパージュと同じものを少量添加している。ブリュットは15g/Lまで許されているが、カルト・ドールは6g/L。
「ドサージュの少なさはビオロジックで葡萄が強く自らの個性を表現できるようになったからできること。完熟した強い果実でないと6g程度の少ないドサージュでは骨格の無い寂しいワインになってしまう」
SO2無し/ノン・ドザージュ/PN
「亜硫酸は香味を消す。少量であれば問題ないにせよ刺激物。純粋さを実現する為に添加量を少しずつ減らしている。現在、通常100mg/L程度使われるところを35mg/Lまで減らしている」
収穫された葡萄は小分けにし、できる限り短時間でタンクに運ぶ。18度の完全な温度管理の下、野性酵母を使ってゆっくりと発酵を開始。
酸素を遮断する為、圧搾機を発酵槽の真上に設置したグラヴィティシステムを採用。SO2 無しでも果汁はバクテリアに侵されること無くワインへ変化する。
2007年にはSO2完全無添加の「ブリュット・ナチュ ール・サン・スフル」をリリース。 仏国内で大きな話題となった。15年の歳月を経て誕生したピノ・ノワール100%・ノン・ドザージュ・SO2無添加という一切を削ぎ落とした究極のシャンパーニュだ。
「SO2にアレルギーのあった母親は食事の時にタンクからSO2添加前のワインを抜き取って飲んでいた。 ある時、遊びに来ていたソムリエがそれを飲んで感激してしまい、このキュヴェを造ることになった」
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)