[造手] Kante / カンテ
[銘柄] Vitovska / ヴィトヴスカ
[国] Italy / イタリア
[地域] Friuli Venezia Giulia / フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州
[品種] Vitovska / ヴィトフスカ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<ティスティングコメント>
リンゴや洋なしの果実の香りと冷たいミネラルのアロマ。硬質なミネラル感と伸びやかな酸。しっかりとしたストラクチャーを感じられ、非常に落ち着いた味わいです。
<畑・栽培>
石灰質が豊富な土壌。薬や肥料といった化学物質は一切使用せず、多い年でも年に3回程度銅とイオンを少量使う位で、ワインの瓶詰め前にSO2を極少量添加するだけです。ビオロジックやビオディナミ等自然団体の認証に興味は無く、畑にとって最も自然な状態を常に考えています。
<醸造>
マセラシオンは行わず旧バリックにて発酵、12ヶ月間熟成。6ヶ月間ステンレスタンクにて安定させ、濾過せず瓶詰め。
<ストーリー>
イタリア最高の白ワインの造り手の一人とも称えられるカンテはトリエステの程近く、カルソに位置する生産者です。カンテの一族は1840年頃からこの地でワインを造っており、現在のオーナー、エディ・カンテ自身も、カルソのDOC認定の立役者で、カルソのコンソルツィオ(協会)の初代会長でもありました。
ローマ時代よりカルソのワインは重用されており、この地で造られたワインが薬として各地に広まり皆に親しまれておりました。また、余談ですがプロセッコという言葉もカルソにあるProsek(プロセック)村に由来しているそうです。
カルソは地理学用語で使われるカルスト(スロベニア語:クラス、イタリア語:カルソ)の語源となった地域で、その名の通り石灰質が豊富な土壌が特徴で、ボーラと呼ばれる北から吹く地方風と合わさり、この地独特のテロワールを形成しています。
カルソの土地は地面のすぐ下に分厚い岩盤があり、土の少ない非常に痩せた土地のため、樹が大きくなりすぎず、自然と収量も落ちます。
所有する畑はイタリアに9ha、スロヴェニアに6haと、国をまたがって計15ha所有しております。
尚、以前はカルソのコンソルツィオ会長だったカンテですが、DOCの枠組みに縛られずワイン造りを行いたいため、現在ほとんどのワインはIGT、またはVdTとしてリリースしております。
(以上、輸入元情報より引用)[]