イル・ヴェイ / ピアチェーレ・デル・ヴェイ 2019

C667

2,100円(税込2,310円)

[造手] Il Vei / イル・ヴェイ
[銘柄] Piacere Del Vei / ピアチェーレ・デル・ヴェイ
[国] Italy / イタリア
[地域] Emilia Romagna / エミリア・ロマーニャ州 
[品種] Merlot / メルロー
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
メルローで造るワインで、名前をピアチェーレ・デル・ヴェイといいます。
恐らくですが、“イル・ヴェイのお遊び(メルローという外来品種なので)”と“ワインの喜び(イル・ヴェイはピアチェンツァのあたりの方言でワインを意味します)”のダブルミーニングになっているのかと。 

<畑・栽培>
ボルドー液以外の農薬を一切用いない有機農法。

<醸造>
天然酵母。ブドウのプレス時に若干量の二酸化硫黄を使うのみで、ボトリング時には二酸化硫黄無添加。

<ストーリー>
ピアチェンツァ郊外、ルレッタ渓谷にあるピオッツァーノという小さな村にある、ブラギエリ夫妻によって営まれるワイナリーです。始めた当初1ヘクタールだった畑は現在8ヘクタールあり、ボルドー液以外の農薬を一切用いない有機農法を実践しています。ワイナリーでもブドウのプレス時に若干量の二酸化硫黄を使うのみとなっています。この地域で生産されるワインも伝統的には、オルトレ・ポーやコッリ・ディ・パルマ同様に微発泡で、糖分も酵母も一切添加せずに微細な瓶内2次醗酵を行わせるために、ボトリング時には二酸化硫黄を一切添加していません。小さな生産量の上に、生産量の大半をワイナリーで地元の人たちに量り売りし、要望のあった分だけをボトルに入れて販売しているため、なかなか入手が困難なワインの生産者と言えます。気取らずにデイリーで楽しめるイルヴェイのワインは近年目覚ましい人気があります。特にマグナムボトルはリーズナブルながら高品質でその大半の方がリピーターとなっています。年々入手困難な生産者となっています。

イル・ヴェイの場合、その年の生産量に対して、古くからのお客さんの量り売りリクエスト量と、地元のトラットリアや酒屋さんとヴィナイオータからのリクエスト本数(日本以外の外国への輸出は一切していません!)、そして毎年参加しているオーガニックマーケットでの販売用の本数などを踏まえて750ml入りのボトル、つまりDOCワインの生産本数を決め、残ったワインと圧搾して出てきたワイン(DOCワインとして出すものは、フリーランで出たワインを使用しています)をブレンドしたものを1.5リットルのボトルに詰め、ヴァル・ティドーネIGTとして販売します。
地元のトラットリアから、しっかりと発泡したものをとリクエストされれば、早い段階でボトリングし、ヴィナイオータはできるだけ発泡していないものをと言うから、遅くにボトリングしと(それでも発泡していることもありますが・・・苦笑)、計り売りも含め、小ロットに気軽に対応するべく、ふたの位置(高さ)を自由に変えることのできるタンク、Sempre Pieno(センプレ・ピエーノ、いつもいっぱい!と言う名のタンク、笑)が重宝されます。
エミーリア・ロマーニャですのでトルテッリ!パルマのあたりと一緒で、料理が物凄くしっかりコッテリしているので、微発泡性のワインを飲むのが一般的です
ワインには、生をつなぐ為に必須なモノ、つまり食品としての側面と、偉大な音楽や絵画などと同様に心を揺さぶるアート作品としての側面があるのだと思います。で、イル・ヴェイのワインはもろ前者なわけですが、あんな真っ当な食品としてのワインを探すのはイタリアでも非常に困難だったりします。
僕がイタリア人で、大して稼ぎもなく、ヴォドピーヴェッツのワインなんてとんでもない!というような生活をしていて、でも美味しいものを食べたり飲んだりするのが大好きだったりしたら、イル・ヴェイやブレッツァの存在には感涙を禁じ得なかったと思います(笑)。
ヴォドピーヴェッツのような、飲み手を構えさせるくらいのテンションを持ったものだけでなく、イル・ヴェイのような、良い意味で”普通で、真っ当な”ワインも紹介できていることは、文化(=多様性)を輸入しているという自負をもって仕事をするヴィナイオータとしては、非常に大事なことだったりします。
(以上、輸入元情報より引用)
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