[造手] I Mandorli / イ・マンドルリ
[銘柄] Sangiovese / サンジョヴェーゼ
[国] Italy / イタリア
[地域] Toscana / トスカーナ州, Suvereto / スヴェレート
[品種] Sangiovese / サンジョヴェーゼ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
ごく僅かにレンガがかったルビーレッド。野イチゴやラズベリー、チェリーなどのフレッシュで凝縮した香り。微かになめし皮のニュアンス。アタックは柔らかく、メントールやタバコのタッチを伴ったアーシーな果実味。冷涼さを感じさせるキレイな酸と、ブルゴーニュのようなシルキ ーなテクスチャーに旨味が乗って、驚くほどエレガントな味わい。長い余韻にはリコリスやレッド・ベリーのヒントが感じられる。

<畑・栽培>
トゥア・リータやモンテペローゾ、ペトラなど、他のスヴェレートのワイナリーの殆どは、村の旧市街の南に広がる斜面に集まっています。しかし、イ・マンドルリのあるベルヴェデーレ地区は、旧市街のある丘陵よりもさらに高い北側の海抜300mの丘陵に位置しています。畑は設立当初からビオディナミで耕作されていて、冷涼感を備えた驚くほどのエレガントさがワインに反映されているのが大きな特徴です。
イ・マンドルリの畑は、今まで全く肥料や農薬で汚染されたことがありませんでした。このため数十万年前に地球に存在していた微生物が今も土壌に含まれていると考えられます。「テロワールを醸造する」を哲学とするイ・マンドルリでは、このピュアなテロワールで栽培したブドウを全て手摘みで収穫して、醸造添加物は一切加えずに醸造を行います。醸造中は温度管理も行わず、清澄も濾過も行わず、純粋な透明感に包まれたナチュラルワインを造っています。

<醸造>
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して、オープントップの発酵層で野生酵母のみで自発的に発酵させる。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造する。温度管理も一切行わない。2〜3週間の果皮浸漬の後、2500リットルの大樽で10〜12ヶ月熟成。さらにセメントタンクで6〜8ヶ月熟成させた後、無清澄・無濾過で瓶詰め。さらにセラーで最低12ヶ月熟成させてからリリース。SO2は、ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加する。
2018ヴィンテージは、9月19〜29日に収穫。総生産量3,330本。瓶詰め直後のSO2トータルは40mg/l。2021年10月時点のSO2トータルは20mg/l。アルコール度数は14度。

<ストーリー>
イ・マンドルリの歴史は、現当主のMaddalena Pasquetti マダレーナ・パスクエッティの父、 Massimo Pasquetti マッシモ・パスクエッティがスヴェレートに魅了されて土地を購入した2002年に遡ります。カンティーナでは2003年に地所の北東〜北西側にサンジョヴェーゼを、2004年には南西側にカベルネ・ソーヴィニョンとカベルネ・フランを植樹して2008ヴィンテージからワイン造りをスタートしました。ブドウ木はマッサルセレクションによる複数の苗木を植樹しました。このため単一のサンジョヴェーゼの畑でも多様性が表現されているのが大きな 特徴です。設立当初からビオディナミでブドウを栽培しています。現在の栽培面積は約4ヘクタールで、少しだけアレアティコ、マルヴァジア、ヴェルメンティーノも栽培しています。
現当主のマダレーナは2011年まで小学校で教師をしていましたが、家業のワイナリーに参画したことで、それまで心の片隅にあった自然と大地、そしてワインに対する情熱が強く沸き上がり、家業に完全に専念するようになりました。マダレーナは、カルミニャーノのバッケレートのロセッラ・ベンチーニの下で修行してビオディナミを学びました。そして現在は、ビオディナミのスペシャリストでワイナリー設立当初から栽培と醸造の責任者を務めているアンドレア・バルジャッキとともに、二人三脚でワイナリーを運営しています。
(以上、輸入元情報より引用)[]

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