[造手] Accomasso / アッコマッソ
[銘柄] Barolo Annunziata / バローロ・アンヌンツィアータ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piedmont / ピエモンテ州, Cuneo / クーネオ県
[品種] Nebbiolo / ネッビオーロ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ / DOCG
[容量] 750ml
[年産] 約12,000本(バルベーラとドルチェットを含む)
[入荷] 2013年の日本への入荷は420本
<村>
La Morra / ラ・モッラ
ランゲの丘陵にあるバローロDOCGの村は11。その中でも特に有名な5大産地の一つとされる。バローロ生産区域の中でも高い標高に位置する。丘陵の頂上近くに村が展開し、その裾野の斜面に沿ってぶどう畑が広がっている。人口約2,600人の小さな村。ただし、ラ・モッラだけでバローロの造り手が60以上登録されている。
<土壌区分>
西側、トルトニアーノ、エレガント、女性的
3000万年前に海底であった土壌が隆起して緩やかな丘陵になっており、石灰と粘土が混ざった土壌。
<MGA=クリュ>
Annunziata / アンヌンツィアータ
標高:300m
エレガントが特徴のラ・ラモッラ村にあって、最もエレガントな個性を放つクリュであり、味わいに深みがある。
<栽培>
自然環境、生態系、生物多様性に最大限の敬意を払って行う。
<醸造>
コンクリートタンクで毎年平均して50-60日間(短い年でも、35日や40日)、果皮浸漬させて発酵。古い50hlのボッティ(=ボッテ。大樽のこと)にて熟成。
※1hl(ヘクトリットルは100リットル)
<造り手のストーリー>
現当主、ロレンツォ・アッコマッソは、1950年代の初め頃に家業(ワイン用ブドウ栽培)に携わるようになった。時は(1939年から1945年までの)第二次世界大戦後、バルトロ・マスカレッロとブルーノ・ジャコーザが、それぞれ家族のカンティーナで見習いをしていた頃。
そして1958年、彼の父もやったことのなかった自家瓶詰め(ワイン造り)を始めることに。
生産したワインの大半は、10-20年来のスイスやドイツの固定客に販売し、それ以外にも直接訪問してくる個人客もいる。つまり、セラーから一度に数本ずつワインを取り出して販売することを好む。
さらに、一部をイタリア国内のレストラン&酒屋さんに卸していますが、実際はイタリア国内でも入手困難(不可能)。
結果、海外に輸出される量はごく僅かであり、イタリアワインの世界最大のマーケットであるアメリカですら、1980年代から輸出をしていない。
バローロというイタリアワインの銘柄を楽しんでいる世界中の人々のほとんどが、彼の職人技で作られたワインを知らない。
それでも、ロレンツォは、市場からの需要がどれだけ高まろうと3haの畑を決して拡げようとはしない。
栽培しているブドウ品種は、ネッビオーロ、ドルチェット、バルベーラ(バルベーラは樹齢80年を超える。
(essentia's owner が各所からの情報を基に作成)
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