[造手] Barone Cornacchia / バローネ・コルナッキア
[銘柄] Controguerra Pecorino / コントログエッラ・ペコリーノ
[国] Italy / イタリア
[地域] Abruzzo / アブルッツォ州
[品種] Pecorino / ペコリーノ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
輝きのある黄色、凝縮された豊かな果実のアロマの中にミネラルの要素が感じられます。しっかりとした酸が全体を支え、非常にフレッシュで持続性があります。「ビオロジックなので、発酵中に加えるSO2の量がとても少ないのも色が濃くなる要素の一つ」とフィリッポは話していました。
<畑・栽培>
アブルッツオ州北部に位置する古くから葡萄栽培に適した丘陵地。80%が南向きの斜面。
収量は35hl/ha。石灰岩土壌。
有機栽培。イタリアを代表するICEAの認証、EUの有機ロゴ「ユーロリーフ」表示。害虫除けには主にフェロモン。肥料は鶏の糞。グリーンハーベストを毎年7、8月に行い、1本に5房付けるようにする。
<醸造>
発酵前に、ロータリーファーメンターに入れ、8〜10度でスキンコンタクトを8〜10時間行います。発酵は、垂直ステンレスタンクで16〜18度に温度コントロールしながら10〜12日間行います。ボディと骨格、そしてまろやかさを出すために4ヶ月バトナージュしています。最初の1ヶ月は週1回、その後は2週間に1回と、徐々にバトナージュの回数を減らしています。
<ストーリー>
ペコリーノはアブルッツォとマルケの土着品種です。小さな房で葡萄の成熟時期が8月末と早い品種です。特徴はミネラル感です。石灰とミネラル感から旨みを感じる葡萄です。暑い年では、皮がしっかりと色付くので、色が濃くなります。D.O.C.コントログエッラは、アブルッツオで一番北にあるD.O.C.で、小さな村の僅かな範囲にある畑です。ほとんどのペコリーノは、I.G.T.として生産されることが多く、D.O.C.で、さらにビオロジックでワインを造る生産者は1〜2軒に限られています。ペコリーノという品種は、以前は忘れられていましたが、今はイタリアのみならず、ヨーロッパやアメリカで注目され始めていて人気があるので、新しく2区画の畑を増やしました。ペコリーノの特徴は、複雑性があることです。土壌は石の多い石灰質。収量は35hL/ha。収穫は畑で選別しながら行います。
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