[造手] Trinchero / トリンケーロ
[銘柄] Rosso Racines / ロッソ・ラシーヌ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州
[品種] Barbera / バルベーラ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
トリンケーロの代名詞と言えるバルベーラ。
若木や、比較的冷涼な畑のブドウを原料に、日本向けに特別に作ってもらっている。エントリーレベルのワインながら、エツィオ本人の品質へのこだわりは変わらず、36ヵ月の長期熟成を行う。

<畑・栽培>標高250m、南西、粘土石灰質

<醸造> 現在ワインを造っているエツィオ・トリンケーロは、グラヴナーの考え方に大きく影響をうけ、90 年代に醸造過程に酸化防止剤の使用をできるだけ抑えた、自然なワイン造りをめざした。小樽の使用をやめ、新たに小型のボッテを買い、よりクラシックなスタイルにもどった。伝統を追求するエツィオの新しい試みは実を結び、ようやく完成に近づいたといえる。ゆっくりと時間をかけて仕上げられるワインは、いずれも優雅な味わいで、ユニークな個性にあふれている。
セメントタンクで30日間マセレーション。ステンレスタンク、セメントタンクか木樽で36ヵ月熟成。

<ストーリー>
ピエモンテのナチュラルワインの先駆といえる造り手の一人。
トリンケーロ家が誇る長い歴史は1925年、アスティ県でのバルベーラの生産開始に遡る。現当主エツィオは、かつて約50ha所有していた畑を「家族経営で自ら完璧に畑の世話ができる規模にするため」13haに縮小した勇気と決断力のある情熱家。残した畑には、1925年植樹で「アスティの宝石」とも言われるクリュ「ヴィーニャ・デル・ノーチェ」なども含まれる。
トリンケーロの代名詞でもあるバルベーラはいずれも長期発酵、大樽での長期熟成によるしっかりした密度と多層性ある味わいで、20年以上も深みと気品ある表現力を増し続ける。4種類のバルベーラ以外に、エツィオの父が残したアルネイス、マルヴァジーアを始め10種類近い品種を栽培。ちなみに辛辣さで知られるワイン批評家、マット・クレイマーは「全てのピエモンテ産ワインの中で、何よりの好みはバルベーラ酒である」と語っている。もともと酸の高いバルベーラは、果実の成熟をかなり待っても、なかなか酸が落ちず、逆に言えエツィオの造るバルベーラには、持ち味の酸を優美に柔らげるため、長期熟成が不可欠である。
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