プリンチピアーノ・フェルディナンド / アルタ・ランガ・エクストラ・ブリュット・レオナルド 2016

D169

5,000円(税込5,500円)

[造手] Principiano Ferdinando / プリンチピアーノ・フェルディナンド
[銘柄] Alta Langa Extra Brut Leonardo / アルタ・ランガ・ブリュット・レオナルド
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州、Monforte d'Alba / モンフォルテ・ダルバ
[品種] Pinot noir 60%, Chardonnay 40% / ピノ・ノワール, シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / 発泡 / ミディアムボディ / DOCG
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
色調は極く淡いライムイエロー。レモンの皮や洋梨の軽やかな香り。口に含むとフレッシュスパイスのアタックの後に果実味と軽いタッチの泡と酸味が追いかけてくる。

<畑・栽培>
ランゲ地方南部、標高の高いアルタ・ランガのエリア「セッラヴァッレ・ランガ」に畑を購入し、2011年に植樹。標高750m、粘土石灰土壌。

<醸造>
ステンレスタンクにて醗酵し翌春に瓶詰め。瓶詰め時に、同VTの冷蔵保存していた収穫時の果汁を一緒に詰め、瓶内二次発酵。 瓶内で30ヶ月熟成。デゴジュルマンあり。

<造り手のストーリー>
プリンチピアーノ家は、長らく神格化されたバローロ・モンフォルティーノを生む畑、フランチャに接した南西向き、標高350mの偉大なクリュ、ボスカレートを所有する。ランゲでの栽培農家としての歴史は1900年代初頭に遡り、1980年代前後はアルタ−レやスカヴィーノにブドウを供給していた。フェルディナンドは90年代には回転式タンクによるモダン・バローロを手がけたが、2002年以降、最長3ヶ月にも達する長期浸漬と大樽熟成を軸とする伝統的バローロ造りに回帰。同時にビオロジック栽培を開始。現在、主要な畑ではボルドー液や硫黄も使わない。トップ・クリュであり平均樹齢40年を越えるバローロ・ボスカレートは、収量をDOCG法上限の約1/3に抑える。伝統派らしく、いずれのキュヴェもやや薄めの色調ながら、深遠な陰翳と優雅で伸びやかな風味が魅力的。特にバローロの上級キュヴ2種は、ビロードのような舌触りと妖艶な香気、長大な余韻を持ち、かつての伝統派の巨匠が示したバローロの優品にも劣らぬ魔性に溢れる。思慮深いフェルディナンドは長期的なマーケット醸成という視点から、ベーシックなドゥセットの導入と合理的な価格を実現・維持している。

自分たちのカンティーナは、1950年代に父、アメリコ・プリンチピアーノの手によって実現され、1993年から息子である現当主、フェルディナンドが引き継いでいます。フェルディナンドは、父から、畑でも醸造面でも貴重な経験を得てきた。そしてワイナリーを引き継いでから10年間、ロータリーファーメンターを使ったモダンなワインを造っていましたが、伝統的な造りのワインが持つ味わいの偉大さに魅かれ、2002年にまったく方向を変えることを決断する。2004年にロータリーファーメンターを売却し、大樽を購入し、その哲学と概念を改めて定義し直した。醸造とは、とりまく自然と地域環境の特徴を子細に反映させる為のものであると考え、そのために化学肥料や除草剤、殺虫剤、防カビ剤の使用を放棄した。2012年からは、ボスカレー トを含む最も重要な3haの畑ではボルドー液も硫黄も使用しないで栽培している。

「幼いころ、家用に祖父が造っていたワインはタニックでなかった。私は、体に吸収されやすい、エキストラクトを強くしない、アルコール度数の低いかつてのスタイルを造りたい。美味しくて自然な味わいが信条だ。」
「ワインはテイスティングするものでない。畑の中でバランスがとれていることが重要。今自分の信じる好きな方法で醸造でき、大変喜んでいる。歴史を知れば知るほど、この地方の強い個性を理解できるようになった。」

2000年初頭からの栽培、醸造の変化に伴い、ワインの味わいの変化も目覚ましい。濃いスタイルのピエモンテのワインから、飲み心地のやわらかなスタイルへと、年々進んでいる。それに合わせて、ボルドーボトルからブルゴーニュボトルへと変えた。瓶熟成の仕方というよりも、ブルゴーニュボトルの見た目のもつ視覚的なシャープさも彼のワインの味わいを表している。同様にエチケットも、2020年出荷分から現代的なデザインとなり、色付けも新しいものに一新。文字は昔のバローロでよく使われていたフォントだそう。
(以上、輸入元情報を元に、一部編集)

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