[造手] Velenosi / ヴェレノージ
[銘柄] Passerina / パッセリーナ
[国] Italy / イタリア
[地域] Marche/マルケ州
[品種] Passerina / パッセリーナ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量]:750ml
<ティスティングコメント>
僅かに緑がかった薄い黄色。控えめで繊細な花の香りや、強いグレープフルーツやレモンの新鮮でかぐわしい香り。白い果実や桃、杉の魅力的な香りもあります。味わいはフレッシュでデリケート。凝縮して飲み飽きない果実味にあふれています。このワインの持つ塩味、ミネラルは爽快感があり、シンプルな味付けのシーフードにぴったりです。
<畑・栽培>
畑はアスコリ・ピチェーノにあり、標高200〜300m。
オーガニック (認証はとっていません)
肥料は牛糞、虫除けは植物成分由来のカプセル。
<醸造>
何もしないと収量が多くなってしまうので、品質を上げるために、厳しく収穫量を制限しています。9月半ばに早朝か夕方に手摘みで収穫し、小さな冷蔵ケースでセラーまで運びます。収穫した葡萄を選別します。柔らかく圧搾した後、急速に冷却して、不純物などを除きます。ステンレスタンクで13〜15度に温度管理しながら、発酵させます。発酵で得た香りを維持するため約10度に保ちながら、翌年の2月までタンクで寝かせます。
<ストーリー>
「1984年若い二人が、アスコリ・ピチェーノでゼロからワイン造りをスタート」
当時アンジェラは20歳、夫のエルコレは25歳でした。親は跡を継ぐことを望みましたが、自分たちがやりたい仕事で成功したいと考えました。僅か9haの畑で、ロッソ・ピチェーノ・イル・ブレッチャローロとファレーリオの二種のみでスタートしました。当初は資金も無く、親の援助も得られず、ワイン造りの知識もなく、産地としても無名だったため、今日のような成功を収めるまでには大変な苦労がありました。昼は畑とセラーで働き、夜は懸命にワイン造りの勉強をしました。現在、家族経営のワイナリーとしてはマルケ州で2番目の規模となり、世界48ヶ国に輸出するまでとなりました。
「アドリア海とアペニン山脈に挟まれた、葡萄栽培に理想的な環境」
畑は全てが斜面に位置します。日中は日当たりがよく葡萄を湿気から守り、冷たい海風が吹き抜け、雨が降っても葡萄を乾かします。日夜の寒暖差が激しく、ワインに豊かな香りと酸をもたらします。
「土着品種へのこだわり」
赤はサンジョヴェーゼとモンテプルチャーノをブレンドしていることが特徴です。白は、地葡萄のペコリーノやパッセリーナを使用します。それは、自分の故郷とその葡萄を愛しているからです。また、人々に分かりやすく、品種の個性が際立つことも理由です。
「スタンダードクラスはヴェレノージを知るきっかけ」
全てのワインについて同じ姿勢で向き合い、同じ労力をかけています。それは、エントリーレベルのワインは、幅広い人々の元に届き、ヴェレノージのワインを知るきっかけとなる名刺のようなものだと考えるからです。また自分が造りたいスタイルに合わせるのではなく、ワインが語りかける声に耳を傾け、ワインの個性に沿った造りを心がけています。
(輸入元情報より引用)
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