[造手] Sella&Mosca / セッラ・エ・モスカ
[銘柄] Monteoro Vermentino Di Gallura Superiore / モンテオーロ・ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラ・スペリオーレ
[国] Italy / イタリア
[地域] Sardegna / サルデーニャ州, Gallura / ガッルーラ, 平地が多いアルゲーロとは対照的に低い山が密集しており、コスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)から車で30分の距離
[品種] Vermentino / ヴェルメンティーノ
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<essentia owner's comment>
抜栓後しばらくは大人しめのデリケートな果実味だが、時間経過と共に、ミネラル香、ハーヴ、白い花などの複雑な香りが表れる。
アタックの口当たりは柔らかだが、口中ではじわじわとくる酸味とミネラル感が心地よく、それでいてしっかりとした骨格(ストラクチャー)が感じられます。
<畑・栽培>
リンバラ山の南斜面、標高280〜350mで起伏がある。
土壌の70−80%は花崗岩が砕けた砂質土壌。残りは粘土質で非常に水はけが良い土地(この土壌から繊細な風味のヴェルメンティーノワインが生まれる)。
樹齢:18年、仕立て:コルドーネ・スペロナート、密植率:4,000本/ha。
ヴェルメンティーノ・ディ・ガッルーラDOCGの規定では、ヘクタールあたりのブドウの収量は10t以下。スペリオーレで9t以下。しかしモンテオーロは7tに抑えている。これにより、少ないブドウの房に栄養が集まり、爽やかでありながら飲み応えも感じるワインになっている。
<醸造>
ソフトプレスし、温度管理されたステンレスタンクで醗酵後、ステンレスタンク熟成4ヶ月。
<造り手のストーリー>
所有総面積は650ヘクタールでそのうちブドウ畑は500ヘクタール。これは自社畑としてはヨーロッパでも最大級の広さを誇ります。セッラ&モスカは、ブドウ畑の新しい管理方法と新しいワインを造るための技術の開発に力を注ぎ、その独創的な技術やノウハウによってサルデーニャ島全体のブドウ栽培とワイン醸造の発展に多大なる影響を与えました。
土着品種の栽培やテロワール、伝統を大切にしつつ、大規模な畑を維持しそのブドウから品質の高いワインを生み出す挑戦をし続けるサルデーニャの巨人は、100年を経て飛躍のときを迎えます。2013年にはガンベロ・ロッソ社刊「イタリアワインガイド」で"ワイナリー・オブ・ザ・イヤー"を受賞、カベルネ・ソーヴィニョン100%のマルケーゼ・ディ・ヴィッラマリーナが同誌で15回もトレビッキエーリを獲得するなど、サルデーニャの実力派ワイナリーとして知られています。
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