[造手] Paolo Bea / パオロ・ベア
[銘柄] Arboreus / アルボレウス
[国] Italy / イタリア
[地域] Umbria / ウンブリア州
[品種] トレッビアーノ・スポレティーノ
[タイプ] オレンジ / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
地域の土着品種であるトレッビアーノ スポレティーノを伝統的な手法で醸造したワイン。
伝統的にはやや甘口に仕上げることが多かったようですが、ベアの場合は糖分が完全に切れるように干しブドウの割合を調整しているようです。

[栽培] ビオディナミ

<醸造>
大半のブドウは除梗、軽くプレスし、ステンレスタンクで皮ごと3週間程度醗酵、圧搾後もステンレスタンクで熟成(このワインをAと呼ぶことにします)。
収穫後に即醸造に回されなかったブドウは陰干しされ、半干しブドウ状態になった段階でAに加え、再醗酵を促します。皮ごと漬け込んだ状態で約1年醗酵&熟成をさせた後に再度圧搾し、さらに数年寝かせてからボトリング。

<ストーリー>
モンテファルコ・サグランティーノ最上の造り手として知られるパオロ・ベア。
1500年代からモンテファルコに住んでいることが記録される、ベア家によって営まれるワイナリーです。
1980年から自家瓶詰めをスタート、自然と人間の共生を最低限の義務と考え、ビオディナミ農法を実践。醸造面でも、野生酵母の使用、温度管理等のコントロールを一切せずに醸造を行い、ノンフィルターでボトリング。自然で伝統的な手法を選択し、サグランティーノ本来の個性を深く引き出しています。
長い間、サグランティーノは陰干しで造られる甘口の赤ワインのための品種でした。高い糖度を持ちながらも、タンニンが豊富で難しい品種である為、辛口のサグランティーノが造られるようになったのは80年代後半頃からで、辛口に関していえば歴史はまだごく浅いワインです。
90年代に入るとアルナルド・カプライが現代風にアレンジしたサグランティーノを造り人気を獲得。
サグランティーノの知名度は一気に高まり、多くの生産者が辛口のサグランティーノを造るようになります。
そんな中にあって、頑なに伝統を守り、サグランティーノ本来の個性的で力強い味わいを守り続けています。
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