[造手] Kristian Keber / クリスチャン・ゲベル
[銘柄] Brda / ブルダ
[国] Slovenia / スロヴェニア
[地域] Medana / メダーナ
[品種] リボッラ・ジャッラ, フリウラーノ, マルヴァジア
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml

<輸入元コメント>
瓶詰めするのは、BRDAの土地を表現するこの「BRDA(ブルダ)」のみでm生産量は僅か3,000本という少なさ。日本への入荷量は極僅かとなります。
「この土地の古来のブドウをすべて一緒に醸造し瓶詰する」「それがこの土地のテロワールを表現するという事だと思う」と語るクリスチャン。
「親父もそういう考えで白は一種類しか瓶詰めしていない」
と語り、今後も、単一品種などでのワイン造りは考えていないそうです。
そうやって作られるワインは驚くべき飲み心地と、表現力を併せ持った偉大な個性を持ったワイン!
マルヴァジアの由来の杏子のような甘みのある香り、フリウラーノのフローラルさ。そしてこの地を代表する偉大なブドウ品種リボッラ・ジャッラが強い骨格を作り、偉大さ、複雑さがありながらも驚くほどの軽やかな飲み心地!
飲み心地と、強さを両立させているという意味では既に驚くべき高みに達しています。

<畑・栽培>
「ぶどうの樹の樹齢より、畑の古さの方が大事」と語るクリスチャン・ケベル。
「土地を掘り返すと土地が酸化する、そうするとしばらく畑は力を発揮しない」 と語るケベルの畑は、整地されておらず畑は平らではありません。この地ではポンカと呼ばれるスレート土壌は、スロヴェニアではオーポカ、そしてオーストリアではオーポックと呼ばれる土壌です。
「昔はブドウの樹を他のフルーツや他の樹と一緒に植えていた」
「昔は、1haの畑から6トンのブドウ、他のフルーツ6トン、たくさんの野菜、そして牧草を生やして牛が食べていた」
「今はブドウ6トンだけだ」
こう語るクリスチャンは、ブドウ畑におけるモノカルチャーに大きな疑問を持っており試行錯誤や数々の実験を行っています。

<醸造>
発酵はセメントタンクと700リットルの樽。収穫時期が遅いため、年にもよるもののRibollaとFriulanoはボトリティスの影響を受けます。ワインはたった一種類のみ、BRDAの土地を表現する「BRDA(ブルダ)」のみを瓶詰しています。生産量は僅か3,000本。

<ストーリー>
実家はメダーナの近くの名門Edi Keberは350年の歴史を持ち、1957年から瓶詰めを始める名門。もともとメダーナは一つの国で、オーストリア帝国の支配下にありましたが、戦争によりイタリアとスロヴェニアに分断された歴史を持っています。しかし、クリスチャンは、祖父から引き継いだスロヴェニア側のブドウ畑と醸造所でワイン造りを行います。
父の運営するEdi Keberで醸造することもできるとのことですが、そうすると「テーブルワイン」を名乗らざるを得ないため、スロヴェニアの祖父のから引き継いだ醸造所でワイン造りを行っています。
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