[造手] L’Arco / ラルコ
[銘柄] Rosso del Veronese / ロッソ・デル・ヴェロネーゼ
[原産国] Italy / イタリア
[地域] Veneto / ヴェネト州
[品種] コルヴィーナ、ロンディネッラ、モリナーラ、カベルネ、サンジョヴェーゼ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<栽培>
その土地が必要としていることを尊重し、石灰、銅、硫黄、牛や馬の堆肥、など、天然物のみを使用している。
ブドウの木が危険にさらされる可能性が例外的なケースでは、特定の製品を使用することを躊躇しないだろう。
<醸造>
数日のマセレーションの後、アルコール発酵が始まる。その後、ステンレスタンクに移され、定期的に澱引きを行いながら、6月中旬までステンレスタンクで落ち着かせられる。その後、2.25〜20ヘクトリットルのスラヴォニアンオークで熟成される。
<ストーリー>
ワイナリーの名前は、『ユピテルの拱門』と呼ばれる石でできたアーチに由来する。ヴェローナからネグラールへ向かう道からも見え、数年前までフェドリーゴ一家はこの拱門の近くに住んでいた。『ユピテルの拱門』は、その起源を 16〜17世紀にまでさかのぼり、サン・ヴィート・ディ・ネグラールにある丘陵に沿ってそびえる7つの拱門のひとつである。ルーカ・フェドリーゴにとってこの拱門は、過去の記憶を呼び起こさせるものであり、その記憶こそルーカがワインの中に表現したいと願うものだ。
1996年、両親からブドウ畑と桃園を 14 歳(中学 3 年生)で引継ぎ、フルタイムで働き始めた。その後ルーカは、ヴァルポリチェッラの高名なワイナリー(クインタレッリ Giuseppe Quintarelli)で何年も働いており、そこで大きな経験を得、1998年に初のアマローネを造りだした。 2000年に自身のセラーを両親のブドウ畑のすぐ隣に設立し、2001年本格的に生産開始。ワイナリーはまだ設立から数年ではあるが、過去を尊重した積極的かつ礎のしっかりとしたワイナリーである。ヴァルポリチェッラのワインが受け継いできた伝統をそのままに継承しながら、ヴァルポリチェッラらしいワインを生み出すことに細心の注意を払っている。
ルーカ・フェドリーゴは、ブラジル、アルゼンチンおよびトスカーナでワインをつくるルイーズ・アルベルト・バリケッロとの信頼関係を築き上げ、設立当初からワイナリーをともに運営するにいたった。ふたりは 2001 年に、2 種類の重要な IGT ワインを生み出した。それが、ヨーロッパ圏内だけでなく北米や南米でも非常に評価の高い、《ルベオ》と《パリオ》である。この2つのワインには、「アマローネのブドウ」と呼ばれるロンディネッラ、コルヴィーナ、モリナーラとは異なった品種も用い、個性的な品種構成をとる。
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