[造手] Sassetti Livio-Pertimali / サセッティ・リヴィオ・ペルティマリ
[銘柄] Brunello di Montalcino / ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piedmont / ピエモンテ州
[品種] Sangiovese Grosso / サンジョヴェーゼ・グロッソ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ / DOCG
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
色調は濃厚なルビーレッドから深紅色。濃厚な熟したブラックベリー、チェリー、乾燥した菫、スパイスが香ります。温かさを感じる味わいは、構造が良く、柔らかなタンニンをもち、調和のある長いフィニッシュに続きます。
<畑・栽培>
イタリア中部トスカーナ州シエナ県モンタルチーノ村北部。
畑面積:16ha(畑は全て DOCG 認定)
標高:300m
土壌:もろい粘土質泥灰土に砂岩が混合 畑の向き:南西 気候:穏やかな地中海性気候(灼熱、冷風に耐える稀少な地域)
植樹面積:サンジョヴェーゼ・グロッソ(13ha)、カベルネ・ソーヴィニヨン(2ha)、モスカート・ビアンコ(0.6ha)、トレッビアーノ・トスカーナ(0.4ha)
コルドン方式の垣根仕立てで剪定。グリーンハーヴェストも行ないます。ブドウは常に清潔な状態に保たれ、風通しも良いため病害リスクは殆どありません。肥料は有機肥料のみを使用。場所によってマメ科の被覆作物がブドウ樹の間に植えられ、緑肥や天然の窒素を供給してくれます。
被覆作物を栽培する理由の一つに、ブドウ樹との間で水分や養分を巡って競わせ、果実の収量を抑える目的があります。
ブドウの根は地中深くまで伸び、被覆作物の根の伸張により、土壌の中に空気が送られて水はけが良くなり、地中の微生物の活動も活発になります。被覆作物は通常刈り込まれ、そのまま畑の緑肥となります。自然の力を最大限に利用することによって個々のテロワールに深く根差した伝統的な味わいを守り抜いています。
<醸造>
28-29℃のステンレスタンクで10-15日間マセラシオン。ソフトプレスで優しく圧搾。容量33hl のスラヴォニア産の大樽で36ヶ月木樽熟成。(瓶内熟成を含めた合計熟成期間5年以上)熟成前の発酵期間を短く抑え、果皮からの成分抽出を制限することで、軽快で柔らかなタンニンを持つ若いうちから楽しめる味わいに仕上げています。
<ストーリー>
数あるブルネッロ・ディ・モンタルチーノのカンティーナの中でも最高のワインを造る生産者の1つがペルティマリです。当主のサセッティ家は、幾年もの世代を経て事業を繁栄させてきました。16ヘクタールの畑を有するワイナリーは、モンタルチーノ北部モントゾリ・ヒルの緩やかな丘の上にあり、サンジョヴェーゼにとって最高のテロワールの1つです。
サセッティ家は4世代続くワイン生産者ですが、リヴィオ・サセッティが1964年を初回ヴィンテージにブルネッロ・ディ・モンタルチーノのDOCGワインを商業的に造り始めるまでは、主に家族や友人の間で地産地消するためにワインを造っていました。リヴィオ・サセッティは、1967年にブルネッロ・ディ・モンタルチーノのコンソルツィオ(生産者組合)を創設したメンバーの一人です。60年代にモンタルチーノの街のすぐ傍にあるモントゾーリの丘が良質なサンジョヴェーゼの生産に適していると目を付けたリヴィオは、モンタルチーノ北部にあるこの土地が、今後ブドウ畑を保持していくのに最適と判断し、カンティーナの移転を決めました。これが現在のペルティマリの出発点となりました。
「あばら屋」と呼ばれていたこのペルティマリは、リビオ・サセッティによりカンティーナとしては勿論、住居としても使用できるよう改築され、その数年後、新しいブドウの苗を植樹してブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生産拡大に努め、トップ生産者としての座を不動のものとしてきました。
今では、リヴィオの息子でサセッティ家 4 代目の当主であるロレンツォがワイナリーの運営を担っています。ロレンツォは醸造家として非常に高い評価を受けており、妻サビーナの助けを得てサセッティ家の名声を守っています。ロレンツォが目指すのは、現代の醸造技術とサセッティ家の伝統的な手法を組み合わせ、一切の妥協を許すことなく品質にこだわり、最高の個性とバランス、エレガンスを備えたワインを手造りで造り上げていくことです。ロレンツォは、独自のスタイルを開発することによってバランスのとれた円やかなテクスチャーのワインを生み出し、モンタルチーノでも指折りの最高の作り手として高く評価されています。
[]