[造手] Corva Gialla / コルヴァ・ジャッラ
[銘柄] Rossetto / ロッセット
[原産国] Italy / イタリア
[地域] Lazio / ラツィオ州
[品種] Sangiovese / サンジョヴェーゼ
[タイプ] 赤 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
意味合いとしては「小さなロッソ」という意味合い。ロッソに見合わないブドウを選別し、品種やヴィンテージの個性よりも口当たりや飲み心地を意識した、スムーズさを感じる赤 。
<畑>
畑は合計 1ha、サンジョヴェーゼを中心にカナイオーロ、トレッビアーノ、プロカーニコ、ヴェルメンティーノ、ペティーノ、ロマネスコ、どのブドウも Le Costeの畑より取った苗木をベースに 2010年に植樹。 粘土質がやや強 いものの、グラードリと近い 火山性 土 壌特有の痩せた 要素と、オルヴィエート特有の土地の強さ 。長らく放棄されていた事、そして周囲は手つかずの自然環境が残 る事 もあり、生物の多様性、自然のバランスが保たれている土地 。
<栽培>
畑ではビオディナミ式の調剤を用いるほか、年最低限に必要な銅と 硫黄物を使用する以外、化学的な薬品や肥料はもちろん、堆肥さえも使わない栽培方法。
<醸造>
樹齢7年のサンジョヴェーゼ。収穫したブドウを果皮と共に2週間、野生酵母による醗酵。木樽にて12か月の熟成。
<ストーリー>
ラツィオ州ヴィテルボ北部、州境の町ルビリアーノ。ローマ出身のベアトリーチェ アルヴァイラーはここに約2haの土地を手に入れた。憧れてきた自然に囲まれた暮らし、自分達の食べるものは全て自ら作る。当然ながら彼女の菜園では全て、薬品や化学肥料をつかわず、自然環境を尊重した栽培。そして家の脇にある1haの土地、古くはブドウ畑として使われていたこともあり、将来的にはブドウ樹を植え、自家消費用のワインを造りたいと考えていた。その時、近所でもあった造り手レ コステ、ジャンマルコ アントヌーツィのワインに出会ったことが大きな衝撃を与えることとなります。ジャンマルコの考える自然回帰の栽培、純粋にブドウを表現するための醸造、そして圧倒的な飲み心地を持ったワインに心酔したベアトリーチェ。すべての工程において、酵母添加や温度管理、その他一切の介入を排し、SO2も完全に無添加にて醸造からボトル詰めまで行うことを決めます。 ブドウのポテンシャル、造り手としての経験値は、まだまだ及ばないものの、ジャンマルコのサポートもありハッキリと表現される地域的な個性、ボルセーナ周辺レ コステの軽やかさとは違う、オルヴィエート特有の重心の低さ。何とも興味深い造り手。
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