[造手] Aldo Conterno / アルド・コンテルノ
[銘柄] Langhe Chardonnay Bussiador / ランゲ・シャルドネ・ブッシアドール
[国] Italy / イタリア
[地域] Piedmont / ピエモンテ州, Cuneo / クーネオ県, Monforte D'alba / モンフォルテ・ダルバ村（ランゲの丘陵にあるバローロDOCGの11の村。その中でも特に有名な5大産地の一つされる。11村の中で最南部、中央に位置する）
[品種] Chardonnay / シャルドネ
[タイプ] 白 / 辛口 / フルボディ
[容量] 750ml
[畑面積] 合計25ha
アルコール分の高い凝縮感のあるシャルドネのみを厳しく選別して造られるこのワインは、生産量が最大27樽の少量生産のため、その希少価値の高さから「幻のシャルドネ」、「白のグランブッシア」と呼ばれる。熟成力の高いイタリア最高級の白ワイン。イタリア・ピエモンテの３大シャルドネの一つにも数えられる（あとの２銘柄は、ガヤ/ガヤ・エ・レイ, ベルテッリ/ジャローネ・シャルドネ）。
＜生産者コメント＞
美しい調和のとれたミネラルが心地よくクリーミーな味わいと絶妙なハーモニーを奏でる。この上なく繊細な蜂蜜の香りを特徴とする偉大な個性を備えたシャルドネ。非常に美味で余韻の長い後味がどこまでも続く。
＜パーカーポイント：93点＞
ドライアプリコットやトロピカルフルーツのスパイシーで濃厚な香りが花開くように香り立つ美しく重量感のある シャルドネ。2017年ヴィンテージは、黄色い飴玉や熟れた果実のニュアンスを湛えた円やかで円熟した味わい。贅沢で柔らかく官能的な果実の味わいが舌全体を滑らかに包み込む。砕いた石の香りやミネラルのニュアンスがごく微かに香るシルキーできめ細やかな後味。この年の生産量はおよそ8,000ボトル。飲み頃：2020-2026年（2020/7/24掲載）。
＜デキャンタ・ヴィンテージ・レポート：2017年＞
壊滅的な春の遅霜と局地的な雹害、極端な熱波により、イタリアでは過去60 年間で最も低収量の年となった。イタリア全土で前年比25％の収量減となり、トスカーナ、シチリア、プーリアの収穫量は更に少なく、前年に比べて 30％も収穫量が落ちた。イタリア北部は南部に比べると若干被害が少なく、ピエモンテやヴェネトでは前年比15％の収量減に留まった。ワインの醸造に十分なブドウを確保できた地域では、開花期に良い天候に恵まれ、ヨーロッパ全土で温暖な夏が長く続いたことで、クオリティに関しては期待の出来る年となった。 全ての品種においてブドウは例年よりも粒が小さく果実味が凝縮し、バランスのとれた良質で濃厚なマストが得られ、低収量ながらも芳醇なワインに仕上げることが出来た。
＜栽培＞
畑はブッシア・ソプラーナ。畑の向きは、南・南西。標高400m。土壌は、マグネシウムやマンガンを多く含む青白い石灰質の泥炭土と、鉄分を多く含む密度の高い灰褐色の砂土が交互に層を成す。
＜醸造＞
3-4日間ステンレスタンクで寝かせた後、アリエ産とトロンセ産の新樽に移し、16-18℃でアルコール発酵。澱引きし、新樽で12ヶ月熟成。
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