[造手] L’Oiseau Rôdeur / ロワゾー・ロドゥール
[銘柄] Parade / パラドゥ
[国] France / フランス
[地域] Jura / ジュラ
[品種] Savagnin / サヴァニャン
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<銘柄エピソード:Edited by essentia>
キュヴェ名の「Parade パラドゥ」とは、アメリカのインディーズ・ロック・ミュージシャンであるKevin Morby ケヴィン・モービーが2014年に発表した楽曲、「「Parade パレード」にインンスパイアされて命名したものだそうです。孤独感と哀愁が漂う名曲で、ケヴィン・モービーの代表曲の一つとして知られています。この曲は以下のYou Tubeのアドレスで聞くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=1MuJHyfIWhw
エチケットのデザインは、このキュヴェのブドウが収穫されたポリニーのサン・サヴァンのリューディのブドウ畑が描かれています。描かれている線は、ブドウ木と、キュヴェの垂直的な味わいを表現しています。デザインは、マリーの妹でアーティストのJulie Menoux ジュリー・ムヌーが手掛けました。
<栽培:Edited by essentia>
リューディ:Saint-Savin サン・サヴァン。ポリニーの村にあるリューディで、標高370−390メートルの北北西向きのコート。勾配が30度に達する急傾斜のコート。ライアス世(ジュラ前期)の灰色泥灰岩に、バトニアン期(ジュラ紀中期)の崩落した石灰岩が堆積した土壌。このキュヴェは、標高370m付近の下部の0.7haの区画に2021年に植樹されたセレクション・マッサルのサヴァニャンに由来。
<醸造:Edited by essentia>
2024年の収穫日は9月25日。手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレス。ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的なアルコール発酵。その後、1/2は400リットルの中樽(新樽は用いない)で、1/2は引き続きステンレスタンクでシュール・リーの状態で、自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄、無濾過で瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2026年1月時点のSO2トータルは検出限界値の20mg/l以下。2025年7月21日瓶詰め。アルコール度数11度。総生産量は3,600本。
<ストーリー:Edited by essentia>
映画や音楽を愛するカップルによるジュラのナチュラル・ドメーヌの新星
ヴァランタン・モレル、レ・ボッテ・ルージュ、ニコラ・ジャコブ、ジュリアン・ラベで修業して独立
ロワゾー・ロドゥールは、ジュラのナチュラルワインのシーンで、今、最も大きな注目を集めている新星ドメーヌです。マリーとトマのカップルは情熱的でダイナミックなデュオとして、ジュラで一躍名を馳せています。元々、トマはIT技術者として、マリーは法律家として、リヨンで働いていました。しかし、2人ともナチュラルワインが大好きで、ブドウ栽培とワイン造りへの情熱を追い求めるために、それまでのキャリアを捨てて、ジュラに移住して、ナチュラルワインの世界へと飛び込んだのです。2人はヴァランタン・モレル、レ・ボッテ・ルージュ、ニコラ・ジャコブ、ジュリアン・ラベなどのジュラの偉大な先達ドメーヌの下で研鑽しました。
異業種から転身した新世代ドメーヌの現代的ジュラ“初ヴィンテージ”
2023年、2人は平均樹齢50年の貴重な区画を借り受ける機会に恵まれ、ドメーヌとして独立しました。2023年が初ヴィンテージですが、フランスの最先端ワインショップのみならず、既にデンマーク、ノルウエー、イタリア、スペイン、スイス、ベルギーなどに輸出されています。弊社も2025年の秋にドメーヌを訪問して、2023VTの最終ストックのアロケーションを頂くことができました。2人のワインは、映画や音楽などのアートからインスパイアされたエチケットや名前で統一されており、味わいだけでなくトータルで楽しめるワインとなっています。
ドメーヌについて
L’Oiseau Rôdeur ロワゾー・ロドゥールは、ジュラのナチュラルワインのシーンで、今、最も大きな注目を集めている新星ドメーヌです。ドメーヌを運営するのは1986年生まれのMarie Menoux マリー・ムヌーと、1983年生まれのThomas Rougier トマ・ルジエのカップルです。二人は情熱的でダイナミックなデュオとして、ジュラで一躍名を馳せています。
ドメーヌはアルボワから10キロ程南西に行ったPoligny ポリニーの町にあります。ポリニーは、ヴァランタン・モレルやフィリップ・シャティヨンなども本拠を置く町です。フランスを代表するハードチーズ、コンテの熟成庫が多く集まり、『コンテチーズの首都』とも呼ばれています。
元々、トマはIT技術者として、マリーは法律家として、リヨンで働いていました。しかし、二人ともナチュラルワインが大好きで、ブドウ栽培とワイン造りへの情熱を追い求めるために、それまでのキャリアを捨てて、ナチュラルワインの世界へと飛び込んだのです。移住先はジュラでした。ジュラを選んだのは、ビオ専門のブドウ栽培と醸造学の成人向け高等職業教育校があり、そのプログラムが非常に充実していたからです。ここで学んだ後、トマはヴァランタン・モレル、レ・ボッテ・ルージュ、ニコラ・ジャコブで、マリーはジュリアン・ラベとヴァランタン・モレルで研鑽していました。
その間に、彼らとの強い信頼関係を活かして、新しくブドウ木を植樹することができるいくつかの区画を借りることができたのです。そして、2021年にドメーヌを設立し、ダブルワークを続けながら、2021年から段階的に3.5haの畑にサヴァニャン、トゥルソー、ピノ・グリ、アンファリネ(ジュラの古代品種)などを植樹していったのです。
2023年、2人に大きな転機が訪れます。ポリニーの著名なリューディにある平均樹齢50年の貴重なブドウ木が栽培されている2.1haの区画を引退するヴァランタン・モレルのお父さんから借り受けることができたのです。こうして2人はドメーヌとして完全に独立。2023年からロワゾー・ロドゥールとしてブドウ栽培とワイン造りを始めたのです。そもそも、ジュラでブドウ畑を見つけるのは簡単ではありません。特に、マリーとトマのようにジュラ出身者ではなく、加えてワイン業界の新参者とあってはなおさらです。このため、ジュラに移住してワイン造りを始める人達の多くが、地元の実績あるヴィニュロンを頼ることが多いのです。マリーとトマの場合もそうでした。2人ともヴァランタン・モレルの下で働いていましたが、ヴァランタンは2人がドメーヌとしてスタートするのを色々手助けしてくれたそうです。ヴァランタン・モレルの支援がなければ、2人はこれほど早く畑を取得することはできなかったそうです。
ポリニーの町には、古くから知られている著名なリューディが3つあります。下はポリニーの町を北から見た写真ですが、町の南西側にSaint-Savin サン・サヴァンのリューディが、町の東にGrands Roussots グラン・ルーソのリューディが、そして町の北東にEn Trouillots Bâtard アン・トゥルイヨ・バタールのリューディがあります。
現在ロワゾー・ロドゥールがブドウを栽培している主要なリューディは以下の二つです。
■En Trouillots Bâtard アン・トゥルイヨ・バタール■
ポリニーの村にあるリューディで、標高300メートルの西南西向きのコート。『Les marnes irisées レ・マルヌ・イリゼ』と呼ばれるトリアス紀(三畳紀)の虹色泥灰岩(土中の鉄分の酸化の度合いによって紫から赤、緑や白色まで様々な色合いを見せるためにこう呼ばれる)の土壌。ドメーヌの栽培面積は2.1ha。栽培品種はシャルドネ、トゥルソー、ピノ・ノワール、プールサール、ピノ・グリ、サヴァニャン。
ここは元々同じポリニー村に本拠を置くヴァランタン・モレルのお父さんが1970年代にマッサル・セレクションで植樹した区画で、平均樹齢50年。父の引退にともない、ヴァランタン・モレルが、マリーとトマに畑を貸すように父を説得してくれて、借り受けることができた区画。
*Google MapsやGoogle Earthに下記GPSアドレスを入力すれば、このリューディの場所を確認することができます。
46.853333, 5.697778
■Saint-Savin サン・サヴァン■
ポリニーの村にあるリューディで、標高370−390メートルの北北西向きのコート。勾配が30度に達する急傾斜のコート。ライアス世(ジュラ前期)の灰色泥灰岩に、バトニアン期(ジュラ紀中期)の崩落した石灰岩が堆積した土壌。ドメーヌの栽培面積は1.5ha。標高370m付近の下部と、標高390m付近の上部の二つに分かれている。下部の区画は0.7haで、2021年にマッサル・セレクションのサヴァニャンが植樹された。上部の区画は0.8haで、2022年に全てマッサル・セレクションによるサヴァニャン(0.45ha)、トゥルソー(0.25ha)、ピノ・グリ(0.1ha)が植樹された。この区画は素晴らしい立地にありながら、長年耕作放棄地だった畑。マリーとトマのためにヴァランタン・モレルが畑の地主に連絡を取り、2人に貸してくれるように、さらに開墾してブドウを植樹することを説得してくれた区画。
*Google MapsやGoogle Earthに下記GPSアドレスを入力すれば、このリューディの場所を確認することができます。
46.828611, 5.703333
こうして、2023年に初ヴィンテージの醸造に着手して、二人の夢は現実となったのです。現在、ドメーヌの栽培面積は5.55ha。そのうち4.1haがポリニーにあります。残りの1.45haが隣村のGrozon グロゾンの村に位置しています。ポリニーにある0.5haの区画のみが所有畑で、残りの区画は全て地主から借りている畑です。栽培品種は、サヴァニャン、シャルドネ、トゥルソー、プールサール、ピノ・ノワール、ピノ・グリ、そしてジュラの古代品種であるEnfariné アンファリネと、少しのハイブリッドを栽培しています。このうち、1.55haの畑は2023年以降の植樹であるため、ブドウを収穫できるのは早くても2026年以降となります。
栽培は当初からビオロジックを実践しています。畑では銅と硫黄のみを散布し、生物多様性の向上に重点を置いた作業が行われています。ヴァランタン・モレル、レ・ボッテ・ルージュ、ニコラ・ジャコブ、ジュリアン・ラベなどのジュラの偉大な先達の下で学んだマリーとトマは、最初から自らのドメーヌに対する明確なビジョンがあり、目指すべきアプローチを理解していました。それはジュラのテロワールを忠実に反映した、ピュアでクリーンなワイン造り。スタイルへの介入ではなく、透明性、つまり、その土地の個性を明瞭かつ誠実に語るワイン造りでした。醸造においては、発酵は天然酵母のみを用いて行われ、ワインは濾過や清澄を行わずに瓶詰めされ、亜硫酸は無添加、もしくは使用しても可能な限り低く抑えられています。基本的に、可能な限り介入を最小限に抑えるという理念が貫かれています。
ドメーヌ名の『L’Oiseau Rôdeur ロワゾー・ロドゥール』とは、直訳するとフランス語で『徘徊する鳥』という意味です。この名前は、2011年にシンガーのアーサー・テブールによって結成されたパリ出身のフランスのポップ/ロックバンド、『Feu! Chatterton フー!シャテルトン』の楽曲『Erussel Baled (The Ruins エルセル・バレット(廃墟)』な中に出てくる歌詞の一節です。この曲にインスパイアされて、ドメーヌ名としたそうです。
ドメーヌ名の由来となった、ロックバンドFeu! Chattertonのこの楽曲、『Erussel Baled (The Ruins)』は、以下のYou Tubeのアドレスで聞くことができます。
https://www.youtube.com/watch?v=5RRwD8c6rCg
マリーとトマは、映画や音楽などのアートが大好きで、ドメーヌ名だけでなく、キュヴェ名にも映画や音楽などのアートに由来する名前がつけられています。また、各キュヴェのエチケットのデザインにも、その嗜好が反映されています。エチケットのデザインは、マリーの妹でアーティストのJulie Menoux ジュリー・ムヌー(以下のインスタグラムアドレス)が手掛けています。
https://www.instagram.com/les.croquis.de.ju.lee/?hl=ja
ロワゾー・ロドゥールは、2023年が初ヴィンテージですが、ジュラの新星ドメーヌとして大きな注目を集めており、フランスの最先端のワインショップのみならず、既にデンマーク、ノルウエー、イタリア、スペイン、スイス、ベルギー、アメリカなどに輸出されています。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)