[造手] Ricci Carlo Daniele / リッチ・カルロ・ダニエーレ
[銘柄] Ti Voglio Bene 2024 / ティ・ヴォーリョ・ベーネ 2024
[原産国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州・アレッサンドリア県
[品種] Cortese 100% / コルテーゼ 100%
[タイプ] 白 / 辛口 / ミディアムボディ
[容量] 750ml
<輸入元コメント>
マンダリン、カリン、ハーブや蜂蜜の香りに、石灰質土壌を思わせるミネラルのニュアンス。グラスから溢れるような華やかな香りが特徴です。
ドライでコルテーゼらしいシャープな酸味が美しく、果実にはわずかに甘いニュアンスがあり、味わいは非常にバランスよくまとまっています。八朔を思わせる爽やかな余韻が印象的です。
<栽培>
1979年に植樹された高樹齢のコルテーゼ。
仕立てはグイヨ。トルトーナ丘陵に広がる石灰豊富なマール土壌(泥灰土)の畑で栽培されています。
畑は「ヴィーニャ・デル・セル」と呼ばれ、標高約300mに位置します。収穫は10月初旬に手摘みで行われます。
ダニエーレはこの畑を5年かけて無農薬で丁寧に整備し、収量も通常の約3分の1まで制限。別所有者の畑ではありますが、良質なブドウを生み出せる畑へと生まれ変わらせました。
そのワイン名「TI VOGLIO BENE」は、イタリア語で「君が好き」「大切に思っている」という意味。ダニエーレの土地とブドウに対する愛情が込められています。
<醸造>
収穫したコルテーゼは、ステンレスタンクで自然酵母による発酵。7日間のマセラシオンを行います。
その後、ステンレスタンクで熟成し、ノンフィルターで瓶詰めされます。
<ストーリー>
リッチ・カルロ・ダニエーレは、ピエモンテ州アレッサンドリア県、トルトーナ丘陵の南に位置するコスタ・ヴェスコヴァートでワイン造りを行う生産者です。
特に注目されているのが、この土地の伝統品種であるティモラッソ。ヴァルテル・マッサによってその芳香性や上質な酸、長期熟成のポテンシャルが再評価され、復活を遂げた品種です。リッチはそのティモラッソを復活させたオリジナルメンバー8人のうちの1人。長期マセラシオンによる独創的なティモラッソを生み出し、この土地の可能性を追求してきました。
リッチ家の歴史は1900年にまで遡ります。初代は馬の蹄鉄などを作る鉄職人でしたが、1929年、2代目の代に「もう鉄の時代は終わりだ!ワインをやるぞ!」と大胆な方向転換を決断。現在のワイナリーの礎となる土地「カッシーナ・サン・レート」を購入しました。
一度は資金難から手放すことになった土地でしたが、数十年をかけて再び買い戻すほど、リッチにとって特別な場所です。現在ではワイナリーに加え、同名のレストランも経営。ダニエーレの母が腕を振るう郷土料理とワインを求めて、多くのワイン好きが訪れています。
ダニエーレのワイン造りの哲学は「自然のリズムに従うこと」。畑は約100年にわたり無農薬栽培で受け継がれ、病害対策として使用する銅や硫黄もできる限り減らすことを目指しています。また、放置された近隣の畑を再生させる活動にも積極的に取り組んでいます。
「ティ・ヴォーリョ・ベーネ」に使用されるコルテーゼは、1979年植樹という非常に樹齢の高いブドウ。トルトーナ丘陵特有の石灰豊富なマール土壌と、標高300mの冷涼な環境によって、コルテーゼらしい鮮烈な酸と美しい果実味が引き出されています。
マンダリンやカリン、ハーブ、蜂蜜を思わせる華やかな香りの中に、石灰質由来の硬質なミネラル感。口に含むとシャープで伸びやかな酸が広がり、わずかに甘やかな果実味が酸と美しく調和します。
「ティ・ヴォーリョ・ベーネ」という名前の通り、ダニエーレが5年もの時間をかけて畑を育て、良いブドウを実らせるまで向き合った、土地とブドウへの愛情が詰まった1本です。
また、幼いころから父ダニエーレとともにブドウ畑に親しんできた息子マッティアも、農学や醸造学を学び、現在はワイナリーを支えています。代々受け継がれてきた土地への誇りを大切にしながら、変わらない部分を守りつつ、常に新しい可能性を追求する。それがリッチ・カルロ・ダニエーレのワイン造りです。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)