ジュゼッペ・リナルディ / ランゲ・ネッビオーロ 2022 SOLD OUT 型番 C1561 販売価格 11,000円(税込12,100円) [造手] Giuseppe Rinaldi / ジュゼッペ・リナルディ [銘柄] Langhe Nebbiolo / ランゲ・ネッビオーロ [国] Italy / イタリア [地域] Piemonte / ピエモンテ [品種] Nebbiolo / ネッビオーロ [タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ [容量] 750ml <栽培> 有機栽培だが認証には興味がない。畑では銅と硫黄以外の農薬は使用しない。畑を歩き、観察して必要なサポートをするだけ。 <醸造> 発酵は野生酵母のみでお爺さんの時代から使われている大きな木製の解放発酵桶(ティーニ)を使って発酵。温度管理はしない。 <ストーリー> 【故ベッペ・リナルディ】 2018年、ジュゼッペ・リナルディ(周囲に親しみを込めてベッペと呼ばれていた)は70歳になる直前に亡くなりました。伝統的バローロは数多く存在しますが、ベッペがいなくなった事で1つの歴史が終わったように感じた人は多かったのではないでしょうか。この30年間、時代の変化と共に、バローロも変化していきました。洗練されたバローロが増えた一方、伝統的バローロも注目されるようになっていきました。その中でも、最も尊敬を集め、敬われたバローロがリナルディでした。 『バローロは簡単に人を喜ばせるワインである訳がない。これは良いワインだ、これは悪いワインだ、なんていうのは、所詮、そんなものだ。削ぎ落され、厳格で、探求心が求められる。深く考え、学び、理解しなくていけない。美術品と同じように』 『時間をかけなくてはいけない。シンプルなはずなのに複雑で、すぐに正しい道を教えてはくれない。大量生産ワインとは正反対にあって、丸みではなく、角のような輪郭を持っている。簡単に理解できるものではない。時間が必要なのです』/ベッペ 【感覚的で感情的なワイン】 1870年、リナルディはファレッティ家に移譲されてしまいます(現フランチェスコ・リナルディ)。その後、1920年代に、ベッペのお爺さんが、カンヌビ、ブルナーテ、レ・コステ、ラヴェッラを買い、家の地下でジュゼッペ・リナルディが始まります。1992年、2代目バティスタが亡くなり、獣医をしていたジュゼッペが引き継ぎます。ベッペは、この30年間の農業革命で伝統、そして人と土地との結びつきが薄れている事を嘆き、昔ながらのワイン造りを今に残してきました。バルトロ・マスカレッロと同じく、ベッペはいくつかの畑の個性をブレンドする事の創造力と調和を重要視していました。反対の個性を持つ畑をブレンド、時にはクリュ以外の葡萄もブレンドする事で見かけの個性ではない深さを実現していたのです。ステンレスの有益性を理解しながら、古い木樽で働くのが好きで、その不均一性を楽しんでいました。計算された正確なワイン造りより、感覚的で感情的なワイン造りや伝統 を愛していたのです。バローロの発酵には、昔からバルベーラの果皮を加えていたものなのです。ベッペが亡くなった後、常に一緒に働いていた娘、マルタとカルロッタが遺志を引き継ぎ、リナルディ家の葡萄栽培、ティーニャと呼ばれる大型の円錐形の木樽での発酵、長期マセラシオン。全ての工程での人為的介入の制限がそのまま残されています。 【アッサンブラージュの創造性】 畑では銅と硫黄以外の農薬は使用しません。畑を歩き、観察して必要なサポートをするだけ。セラーでも人為的介入は極限まで制限されます。発酵は野生酵母のみでお爺さんの時代から使われている大きな木製の解放発酵桶(ティーニ)を使って発酵。温度管理はせず、自然の温度変化を経験しながら発酵は続き、1 日数回の手でのピシャージュを行います。マセラシオンは常に 30 日以上。長く果皮を漬ける事で畑の個性をワインに移します。熟成はスラヴォニア大樽で40ヶ月以上。南からの強い太陽を浴びるブルナーテと東向きなので弱い朝日で葡萄が育つレ・コステ。石灰比率が高く標高の高いカンヌビ・サン・ロレンツォと、粘土が多く標高の低いラヴェッラ。反対の個性をブレンドするのがリナルディのバローロなのです。 (以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと) この商品について問い合わせる この商品を友達に教える 買い物を続ける ツイート