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レ・ポタッツィーネ / ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2022

型番 C1320
販売価格

7,800円(税込8,580円)

在庫数 残り1
購入数

特定商取引法に基づく表記 (返品など)

[造手] Le Potazzine / レ・ポタッツィーネ
[銘柄] Rosso di Montalcino / ロッソ・ディ・モンタルチーノ
[国] Italy / イタリア
[地域] Toscana / トスカーナ州
[品種] Sangiovese Grosso / サンジョヴェーゼ・グロッソ
[タイプ] 赤 / 辛口 / フルボディ
[容量] 750ml

<essentia owner's comment>2025.11.4時点
現状はまだ硬い為、1週間程度前の抜栓でちょうどよいです。


<銘柄エピソード:Edited by essentia>
レ・ポタッツィーネの最大の強みはわずか5haという希少性と、標高差のある2区画を自由にブレンドできる点である。冷涼なレ・プラータにはエレガンスとフレッシュさが、暖かいラ・トッレには骨格と厚みがあり、二つの異なる個性を自在に操ることで、ブドウが一律に熟さないような難しい年でも、お互いが補完しあうことで見事なバランスと複雑さを持つ極めて完成度の高いワインが生まれる。どちらの畑もブルネッロの格付けであるが、畑での選果、マロラクティック発酵後のバレル・セレクションという2回の選定を経ておよそ半分もの量が贅沢にもロッソに格下げされて瓶詰される。

<輸入元テイスティングコメント:Edited by essentia>2022VT@2024.6.21
イチゴやラズベリーなどのチャーミングな赤系果実を主体に、フローラルや杉のヒントが溶け込んでいる。ミネラルと心地よい塩味があり、快活な酸がワインに生命力を与えている。ピュアなサンジョヴェーゼの果実味が見事に表現されており、余韻にはミネラルとタンニンが心地よく広がる。評価:WA90

<栽培:Edited by essentia>
標高は450m‐507m。オーガニック栽培。

<醸造:Edited by essentia>
発酵には自然酵母を用いる。マセラシオンの時間もゆっくりと取り、スラヴォニアオークの大樽(30&50hl)12ヶ月熟成。アルコール度数14%

<ストーリー:Edited by essentia>
標高の高さ由来のエレガンス
モンタルチーノの街から南西におよそ5km進むとレ・プラータという村が広がっている。モンタルチーノの丘の中心からほど近いこの村は標高が高く見晴らしが抜群で、はるか南西方向にはティレニア海を望むことができる。この地にワイナリーを構えるレ・ポタッツィーネは1993年創業の家族経営のワイナリーである。レ・プラータはかつて標高の高さから冷涼すぎてサンジョヴェーゼの成熟は困難と判断され、ほぼ見向きもされない場所であった。しかし、創業者であるジュゼッペ・ゴレッリは「適切な栽培をすれば、フレッシュで個性的なブルネッロが生まれる」と信じ、妻ジリオーラとともにこの土地の購入を決めた。最初に購入した3haの畑はワイナリーに隣接し標高507mとこの辺りでは最も高い場所に位置する。常に風が吹く爽やかで冷涼な気候のおかげで、香り高くフレッシュなブドウが伸び伸びと育つ。近年の温暖化の影響を受け、モンタルチーノの多くの生産者がこぞって標高の高い畑に投資をしているが、以前は見向きもされなかったレ・プラータの畑は今では質の高いサンジョヴェーゼを生むエリアの1つとして認知されている。畑の拡張をしたのは1996年で、レ・プラータから約15km南下したサンタンジェロ・イン・コッレ村にあるラ・トッレという畑を2ha購入。ラ・トッレは、ブルネッロの重鎮リジーニのトップキュヴェ「ウゴライア」に隣接する恵まれた区画。標高は450mだが、レ・プラータに比べるとはるかに暑く果実味が豊かで力強いブドウが生まれる。
僅か5haの所有畑という希少性
レ・ポタッツィーネの最大の強みはわずか5haという希少性と、標高差のある2区画を自由にブレンドできる点である。冷涼なレ・プラータにはエレガンスとフレッシュさが、暖かいラ・トッレには骨格と厚みがあり、二つの異なる個性を自在に操ることで、ブドウが一律に熟さないような難しい年でも、お互いが補完しあうことで見事なバランスと複雑さを持つ極めて完成度の高いワインが生まれるのだ。無論どちらの畑もブルネッロの格付けであるが、畑での選果、マロラクティック発酵後のバレル・セレクションという2回の選定を経ておよそ半分もの量が贅沢にもロッソに格下げされて瓶詰される。小規模畑かつ厳しいセレクションを経て生まれるブルネッロは至上の味わいであるだけでなくその希少価値は計り知れない。
こだわりが生み出すエレガントなワイン
ワイナリーの目指すスタイルは「Harmony, Finesse, Cleanliness」。ワイナリー創業以前は栽培専門家としてブルネッロ協会で働いていたジュゼッペは16年もの間、イタリアワイン界の伝説であるジュリオ・ガンベッリと共に仕事を行っていた経歴を持つ。ガンベッリと共に毎年全ての生産者を周っては試飲し助言を行っていた経験があり、ガンベッリのワイン造りの思想を色濃く受け継いでいる。栽培はオーガニックで行い2019年には認証を取得。醸造では可能な限り自然なアプローチを心掛ける。発酵は野生酵母のみ使用、マセラシオンもゆっくりと時間をかけて行う。熟成には伝統的なスラヴォニア産オークの大樽を用いるが、できる限り還元状態でゆっくりとワインを熟成させるため、樽材の厚さを6cmと普通より1cm厚くしたものを特注している。樽熟成の法定期間が長いブルネッロでは酸素を与えすぎると熟成が進み疲弊したワインになるからだ。同様の理由で一度に大量の酸素と触れる澱引きも最小限にとどめる。こうすることで長い熟成を経た後でも、ワインは一貫して優美でエレガント、みずみずしい果実味と長い余韻が備わる。
「気絶するほどに美しい」という最大限の賛辞
Vinous誌は
「創設から歴史が浅いにも関わらず、モンタルチーノのトップ生産者の1つとして世界的に認知されている」
「ヴィンテージ、土地、品種の個性を最高の精度で表現する洗練されたブルネッロ」
「気絶するほどに美しく、大満足なワイン」
と大絶賛。Decanter、Wine Advocateでも軒並み高い評価を得ており、サンジョヴェーゼという品種の個性を捉え、洗練されたブルネッロを生む造り手として高く評価されている。一方で生産量が非常に限定されているため手にできる者は決して多くなく、世界中の愛好家が熱望しているブルネッロであることは間違いない。2017ヴィンテージからはジュゼッペと同様にジュリオ・ガンベッリの下で学び、現在は世界的人気を誇るモンテヴェルティーネでコンサルタントを務めるパオロ・サルヴィを醸造家として招き、新体制の下さらに高い品質を追及している。
(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)

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