Lenuzza / レヌッツァ

フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の州都トリエステ（トリエステ県）に次いで人口の多いコムーネ、ウーディネ（ウーディネ県）の中心部より東へ10km、スロヴェニアとの国境沿いに位置するプレポット。

（北西に約300mでRonco Severo, 南に約550mでLe Due Terre） この地で1900年頃から農業・家畜業で生計を立てていたレヌッツァ家は、1954年より本格的にワイナリーとして歩みを始めた。現当主ジャンパオロ・レヌッツァは、父より受け継いだ4.5haの畑とカンティーナにて、少量ずつ瓶詰めを始め、さらに1990年頃より自然環境を重んじた農法へと移行を始める。現在は7haの畑より約50,000本を生産する。

土地は鉄分を多く含んだ赤土から、小石やスケルト、ポンカなど、様々な豊富な養分を含む土壌で構成されている。畑では自然とのEquilibrio=調和・バランスを最も大切にしており、あらゆる植物や生物が暮らす自然環境をそのまま残しつつ、ブドウ栽培を行い、農薬や化学肥料、除草剤は一切使わない。年に一度、土壌を掘り起こす時以外は、全てを手作業で行っている。

収穫後は自然酵母にて発酵を行い、酸化防止剤は熟成前と瓶詰め時に極少量添加を行う。フィルターは極めて目の粗いものを使用する為、細かい澱などはそのまま瓶詰め。赤ワインに関してはフィルターを行わず瓶詰めされる。

人間と自然環境の調和が育む果実をそのまま味わえるワイン造りを掲げ、地元プレポットの素晴らしさを伝えていく生産者である。

（以上、輸入元情報より引用）