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ジョヴァンニ・カノニカ / バローロ・パイアガッロ 2021

型番 C1757
販売価格

12,000円(税込13,200円)

在庫数 残り1
購入数

特定商取引法に基づく表記 (返品など)

[造手] Giovanni Canonica / ジョヴァンニ・カノニカ
[銘柄] Barolo "Paiagallo" / バローロ・パイアガッロ
[国] Italy / イタリア
[地域] Piemonte / ピエモンテ州
[品種] Nebbiolo / ネッビオーロ
[タイプ] 赤 / 辛口 / ミディアムボディ(2021VT)
[容量] 750ml

<栽培:Edited by essentia>
石灰質泥灰土および粘土。畑は2つ。パイアガッロは代々受け継がれた畑でバローロ村に隣接し、村を見下ろす標高320−350mの位置に1.5ha(樹齢は20年以下)。もう一つのグリンツァーネ・カヴールは、バローロの北東部の外れにある小さな畑で、樹齢は50年。全ての仕事は伝統的で自然を尊重しています。家族のみで畑を管理。畑では除草剤を含め、一切の薬剤は使用されません(銅と硫黄は使用)。 ※ランゲ・ネッビオーロは、グリンツァーネ・カヴールの外側に位置する畑の葡萄のみで造られるので価格は安いが畑のポテンシャルは高い。

<醸造:Edited by essentia>
初期醗酵はグラスファイバー製の醗酵槽で野生酵母のみで温度管理をせずに行い、マセレーションは1ヶ月程度。圧搾後、マロラクティック発酵が終わるまでセメントのタンクで静置し、大樽へ移し替え、36ヶ月程度熟成される。ボトリング時に若干量の酸化防止剤を添加し、ノンフィルターでボトリング。

<ストーリー:Edited by essentia>
【輸入元A】
1.5haのパイアガッロ
ジャンフランコ・ソルデーラやヨスコ・グラヴネルが
「カノニカこそが本物のバローロだ」
と、言い、 ジュゼッペ・リナルディ、ジャコモ・コンテルノ、バルトロ・マスカレッロも揃ってカノニカのワインを高く評価しています。

歴史は若く、現当主ジャンニ・カノニカが1983年から始めたカンティーナ。それ以前から葡萄畑は所有していましたが、ワインにはせず、葡萄の段階で販売していました。ジャンニが初めてワインを造ったのは1970年の事でした。

現在では、バローロ村の中心、役所の目の前で小さなアグリツーリズモを経営しながら、その地下の僅かなスペースでワイン造りを行っています。年間生産本数は約6,000本。自分の納得しない出来だとボトリングはせず、バルクで売ってしまうので、まさに幻のような存在になっています。

所有畑はバローロ村に隣接し、村を見下ろす標高320−350mのパイアガッロに1.5ha。これは代々受け継がれた畑で樹齢は20年以下。ネッビオーロと極少量のバルベーラが植えられています。この畑の所有者は他に、マルケージ・ディ・グレジー(Marchesi de Gresy)とフォンタナフレッダ(Fontanafredda)だけですが、どちらも単一区画(モノクリュ)としてのボトリングは行っていません。適切な造り手の手にかかれば、それが十分検討に値することを、ジャンニ(Gianni = Giovanni)は証明しています。バローロとランゲ・ロッソは分けて収穫するのではなく、熟成段階で試飲をして長期熟成に向くものを長く熟成してバローロにします。バルベーラは家族用でしたが、リクエストが多かったので今では少し販売するようになっています。

2010年代初頭、バローロの北東部の外れ、小さなグリンツァーネ・カヴール村の(
ジャンニの奥様の実家が所有する)畑の一部の区画を相続します。ここでバローロを生むブドウの樹齢は50年以上で、ネッビオーロのバイオタイプの一つ、「ロゼ」の割合が高い区画です。クリンツァーネ・カブールでは、2012年から少量のバローロがリリースされました。

2013年、数年にわたる丹念な畑仕事の末、ジョヴァンニはパイアガッロとグリンツァーネ・カヴールの一部の区画から、ランゲ・ロッソを生産する決断をしました。80%はグリンツァーネ産ですが、これは今後、樹齢が上がり、ジョヴァンニが土地の理解を深めるにつれ減少する可能性があります。年間生産量は約2000本です。今では、2つのバローロ(パイアガッロとグリンツァーネ・カヴール)、ランゲ・ロッソ、バルベーラを造っています。

伝統的で変わらないワイン造り
全ての仕事は伝統的で自然を尊重しています。家族のみで畑を管理。畑では除草剤・殺虫剤・化学肥料を含め、一切の薬剤は使用されません(銅と硫黄は使用)。醸造でも使われるのは、ボトリング前の僅かな亜硫酸のみ。

手作業で収穫後、除梗し、足で葡萄を踏んで優しく破砕。エナメルタンクに移し、葡萄の皮に付着した野生酵母のみで発酵を開始します。温度管理はなし。マセラシオンはバローロで30−40日間。シンプルで何も変えていません。

自然栽培の葡萄畑のお陰で野生酵母が豊富に葡萄皮に存在するので少し破砕するだけで、問題なく発酵が進みます。垂直式の手動プレス機でプレスしますが、発酵槽は何でも構いません。熟成はワインに何も与えない無機質なセメントタンクと伝統的な大樽(スラヴォニアンオーク)を使用。

人生の選択
『どのようなワインを造るか、どのように働くかは人生の選択なのです。自分達の農業を罵られたり、否定される事まで含めての選択。均一化が求められる現代で沈殿物のあるワインが、広く認められるはずもないのですから』/ジャンニ・カノニカ
ボールペンで書いたような飾り気のないエチケットはワインの名前ではなく、ボトルの中身そのものが大切という信念を表しています。華美なエチケットで虚勢をはるのではなく、余計な情報や影響を与えない事が大切と考えているのです。
『汗、仕事、忍耐の匂いのするワインを造っている。人に感動を与えるワインを尊重しなければならない。なぜなら、そこには市場のものではない、ワイン造りの思想と夢が込められているからなのです』/ジャンニ・カノニカ

【輸入元B】
ジャンニ・カノーニカが1983年より始めたワイナリー。2種類のバローロ(パイアガッロ、グリンツァーネ・カヴール)とランゲ・ネッビオーロ、バルベーラ ダルバを生産するが、彼自身が納得しない年のワインは自らボトリングをせず、桶売りしてしまう。畑ではボルドー液以外の一切の薬剤を使用せず、ワイナリーでもボトリング時にごく少量使用される二酸化硫黄以外、何も添加される事がない。

2002年ヴィンテージ以降は全てを自家ボトリング。醗酵はグラスファイバー製の醗酵槽で野生酵母のみで(SO2添加はなしで)温度管理をせずに行い、マセレーションの期間は1ヶ月に及ぶことも。圧搾後、乳酸醗酵が終了するまでセメントのタンクで保存、その後、大樽へと移され、2−3年の熟成の後、若干量の酸化防止剤を添加して、ノンフィルターでボトリング。

グラヴネルのヨスコは、彼を「最良のバローロの造り手」と言い、マッサヴェッキアの当主ファブリーツィオには、「カノーニカこそ、全てのバローロの造り手にとって模範たり得る存在だ。」と言わしめるジャンニ・カノーニカ。ジャコモ コンテルノのジョヴァンニ・コンテルノ、ジュゼッペ・リナルディなど、偉大なバローロ生産者達とも親交が深い。

ここ数年で劇的に観光地化し、ワインバブル真っ盛りなバローロにあって、愚直なまでに価格を堅持しようと努力。周りに流されることなく、伝統的スタイルで、その人柄そのままに飾り気のない、でも豊かな内面性を備えたワインを醸している。

(以上、輸入元情報を基にエッセンティアにて編集。転載の場合は必ず引用元を明記のこと)

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